待望の新刊発売ですよ!
確か、8月発売予定だったのが1ヶ月延びたのかしら??
この作品は結構ダークながらも大好きな作品なので、待ち遠しかったー。早く読まないと。
ようやく読み終わったんですが、これは感想を書かずにはいられないですね。
本当に非常に面白くて読み応えがあるんですが、これは重いよ。ここまで重いと、正直疲れる。
当主アーサー失踪を機に、崩壊の道を辿っていくロウランド家。それぞれの大切なものを守るためにレイチェルやウィリアム、アンナが動いてはいるものの、先へ有るのは闇ばかり。レイチェルやウィリアムはまだ近いけど、アンナは遠すぎる。
どいつもこいつも素直じゃないと言うか、守りたいものはそんなに違わないはずなのに、何でこんなにズレてばかりいるんだろう。
幸せとは一体何なのか?幸せとはどこにあるのか?明るい未来はどこにも見えてこなくて、この先には絶望しか待っていない気がする。
この危機に、まだアルバートやライナスは出てこないし、マジでどうなるの。続きが気になって仕方ない。前巻から2年4ヶ月、次は一体いつ出るのだろうか?
早く「Honey Rose」へ繋がって欲しいのに!「秋」や「夏」があることを考えると、終わりが見えないよ。。
あと、ちょっとビックリなのは、アンナはロレンスには甘いのね。
何でだっけ?グレースの息子だから?そうなると、ライナスにも甘いのかなぁ。
漫画家公式サイト:ひまわりらんぷ
つき通してきた嘘、剥がれ堕ちた仮面。-船戸明里「Under the Rose(6)春の賛歌」
投稿者: こすけ, Category: 漫画感想日記09

Under the Rose(6)春の賛歌/船戸明里、バーズコミックススペシャル
【オススメ度:★★★★★★★★★★】
ロウランド家に関わる3人の女性。
家庭教師のレイチェルがアーサー夫婦のためによかれと思ってやって来たことが、望んだとおりに正妻のアンナに変化を見せ、結果的に愛人のマーガレットの立場を危ぶめてしまったという、何とも皮肉な結果に。
何と言うか、これまでウィリアムが必死になって母親を煽り、アーサーとの距離を少しでも離れさせようとしてが水の泡になってしまったわけですね。。
レイチェルが純粋すぎたからこそ気付かなかった事実。
長いこと演じ続けてきた仮面夫婦の化けの皮を剥いでしまったか。
ホント相変わらず重く真っ黒な作品ですねぇ。
ウィリアムの真意が今更分かってしまったよ。。彼は母を、家族を愛しているからこそ、あんな行動を取っていたのね。アーサーの嘘に気付いていたからこそ、他の誰も傷付けないようにしたかったというところか。
確実に、ロウランド家の未来は、暗雲の方向へ向かうでしょうね。
その中でも明るい未来へ続くと思われるのは、ウィリアムとレイチェルの関係かしら。レイチェルはウィリアムとの関係に喜びというか快楽を感じ始めているようですし、ウィリアムもまたレイチェルの笑顔に堕ちたし。
2人とも素直になれず、無言の攻めぎあいが続いてますが、歪な関係が、愛情に変わる日も近いかな。7巻で、その辺に進展が見られると嬉しいなぁ。
しかし、Honey Roseの章に入るまでに、あとどれだけかかるんだろう。。今の状態から、何がどうなってあんな状態へ変わっていくのか、まだまださっぱり分からないですよ。。
大好きな作品だけに、年1冊の刊行ペースが非常に憎い。(苦笑
船戸明里「Under the Rose(5)春の賛歌」
投稿者: こすけ, Category: 漫画感想日記08

Under the Rose(5)春の賛歌/船戸明里、バーズコミックスデラックス
【オススメ度:★★★★★★★★★★】
ロウランド家次男・ウィリアムの物語、春の賛歌も佳境に入ってきたかしら。
時系列的にこの物語よりも後になってしまう『Honey Rose』を読んでしまうと、ウィルとレイチェルがどうなってしまうのかは分かるんですが、この空白の期間に何が起こったのか、それはやはり気になるわけで。。まぁ相当な出来事があったのは間違いないんですけどね。
今回、4巻からの続きで、レイチェル提案のホーム・パーティが開催される中、とうとう彼女の過去が。何を経て、今のロウランド家の家庭教師として雇われることになったのか。
まぁこのご時世ですから、レイチェルは所詮使用人。彼女の言葉が信用されにくいというのも分かりますが、アーサーの友人たちがいい人たちで助かったというところか。グレン夫人にアスパン夫人、今のレイチェルをしっかりと見てくれる人たちがいたのだから。事情が事情だけに、女の味方がいたほうが心強いですからねー。偏見かもしれないけど、こういう場合は女性の味方の方が怖い。。
そして、このことをきっかけに変わっていくレイチェル。
相変わらずお人よしで、本業のことになると眼鏡が曇っていたようですが、そこはしっかりと周りがフォロー。ウィルがイタズラ娘たちを叱り付けたのはかなり怖かったな。。
でも、その後の改心したあの子たちを相手にしているときのウィルの目付きは非常に優しそうでしたしねー。
あと、最後にライナスが少し登場して、家族を冒涜した発言を言われたのですが、そのことに対しタンカを切ったアイザックがよかったなー。
ライナスはライナスで社交界では何とでも言われるといって、バッサリ切り捨てたし。随分と大人になったもんだ。。
やー春の賛歌も残り少ないかと思いますが、6巻が待ち遠しいですね。
一体どこまで描かれるのか、本当に楽しみ。
船戸明里「Honey Rose」
投稿者: こすけ, Category: 漫画感想日記08
Honey Rose/船戸明里、幻冬舎コミックス
【「Honey Rose」(ハニー ローズ)ダウンロード限定販売サイト】
12月から3回に分けてDL販売されていた『Honey Rose』(以下、はにろ)もとうとう完結。
この物語は、現在WEB雑誌スピカで連載されている『Under the Rose』(以下、あんだろ)の続編にあたる作品なのですが、連載されていたのはかなり昔の話。船戸さんの日記によると、2001年らしいので7年前か。
作中の時系列は、冬(冬の物語)→春(春の賛歌)→夏→はにろ→秋→・・・となるとか。正確な時間は不明ですが、春の時代よりははにろは10年近く後の時代になるのかしら。。ウィリアムの子供の成長具合と、彼女の亡くなった時代を考えれば。。
しかし、相変わらず、ロウランド家の身内はドロドロしているというか何というか。。
あんだろ同様に非常に重苦しい作品でしたけど、面白かったですわー。ラストの展開には少し涙しました。兄弟喧嘩の多い連中だけど、芯の部分では結構深い繋がりがあるのかもね。。
最後のモルゴースに対する行動は全会一致でしたしねー。ま、あのババアは仕方ないか。
それにしても、兄弟連中の変わりようっぷりには驚いた。
最初の驚きは、やはり冬や春の時代では尖っていたライナスが好青年になっていること。冬の時代に比べれば、春の時代のライナスはかなり丸くなっていたんですが、はにろのライナスの比ではないな。。一体、何があって、落ち着きある大人の男性になったのか。ウィルやグレゴリーはパッと見、そんな変わりなかったのにね。
他に変わっていたのといえば、アイザックとヴィンセント、ロレンスかな。
ザックは見た目が相当。。。まぁ中身の方は結構好感持てる大人でしたけどね。子供の頃はライナスとは一悶着もあって、険悪な仲でしたけど、そのわだかまりはもう解けていたのかな??とりあえず、料理人なのかどうかがちょっと気になりましたw
ヴィンスはホント一体何が起こったのかと疑問しか浮かびません。子供の頃はあんな引き籠もりみたいなタイプの人間じゃなかったはずなんですけどねー。謎すぎる。。性格は変わらず、いい人なんですけどねー。
ロレンスは・・・昔のライナスみたいな感じか。昔は素直なお兄ちゃん子で可愛かったのに、ちょっとすさんだかなーという感じでしたね。ブラコンに変わりはなかったようですがww
あと、ウィルも表には出さなかったけど、昔ほどの黒さはなかったのかな。
やはり結婚して妻を娶り、子供が生まれていたのがその要因かな。まさか、妻があの人だとは思わなかったですがが。
名前が出た時点では全く気付かなかったですよー。何となく、どこかで聞いたような名前だった気はしたのに、それ以上考えなかったですからね。。モルゴースの台詞でようやくすべてが繋がりましたけど。
それと、アルバートも良い意味で変わってなかったかしら。あの人の身内と認めた者に対する優しさとそれ以外に対する厳しさは健在。ただ、あの足は一体どうしたのか??
やー、他にもいろいろと気になったことがありましたが、そこは今後のあんだろで補完されることに期待ですね。
今回、登場したロウランド家の兄弟は新たに引き取った3人以外に10人いましたからね。八男であるディックまではあんだろでも登場していましたが、残りの2人は一体いつ引き取られたのか。
ホント、あんだらも含め面白い作品なので、もっと多くの人に読んでもらいたいですね。確か、作中の時代は19世紀頃のイギリスになるのかな…??『エマ』とそんな変わりない時代だと思いますが、貴族の黒さがにじみ出ており、個人的にはこっちの方が好みかも。あんだろは最新刊となる5巻も3月24日に発売されるので、是非この機会に。(w
船戸明里「Under the Rose(4) 春の賛歌」
投稿者: こすけ, Category: 漫画感想日記06

Under the Rose(4) 春の賛歌/船戸明里
【オススメ度:★★★★★★★☆☆☆】
やー、何と言いますか、ホント重苦しい物語ですねぇ、これも。。
この「春の賛歌」編に入ってからもう2巻以上になるのですが、前の「冬の物語」以上にキッツイなー。
まぁ、こういう黒いというか暗い物語も個人的には好きなんですが、かなり読み手を選びそうな作品になっちゃいましたね。まだ「冬の物語」くらいだと、結構オススメ出来るんですが、ここまで来ると気軽に進められない気分。(苦笑
そんなわけで、個人的にはもっと評価高いんですが、一般性を考えてちょっと低めに。
しかし、ロウランド家の次男・ウィリアムとロウランド家にやってきた家庭教師・ブレナン先生の関係がもう見るに耐えないというか。。
兄弟の中で唯一、母親の世話を任されているウィリアムですけど、実のところ彼が一番母親のことを憎んでいるんじゃないかなぁと。外面の仮面は優等生なのに、その奥底に隠したドス黒いものといったらホント言葉にもなりませんね。。前の主人公のライナスが可愛く見えて仕方ない。。
ただ、まぁ本当に兄弟の中で一番油断できないのは長男であるアルバートなんですけどね。コイツの腹黒っぷりは異常。この時代に限ったことでもないのかも知れませんが、貴族の仮面の被りっぷりは凄すぎですよね。世論とか地位とかそういった柵が彼らをそんな風に変えていってしまっているんでしょうけど。。
ま、アルバートの話はさておき、ウィリアムにどんどん汚されていくブレナン先生が。゜(゚´Д`゚)゜。
最初は誠実なる家庭教師ということで頑張っていた彼女ですが、ウィリアムに花を散らされ絶望の淵に。元が真面目すぎるだけに、これまでの全てが否定されていくような出来事に対応できないんでしょうね。。ロウランド家の正妻であるアンナさんの過去の話を聞いて、余計に追いつめられたんじゃないでしょうか。。
何て言うかなー、この調子だとブレナン先生に明るい未来はない気が。。正餐会の案内役をすることになって、一時的とはいえウィリアムから解放されることになった彼女が抱いた安心感といったら、もう切なすぎですよ。。この正餐会が大きなターニングポイントになりそうで、5巻が気になりますわ。多分、08年の春あたりに出そうな気がしますけどorz
ま、のんびりと待ち続けますかー。
船戸明里「Under the Rose(3) 春の賛歌」
投稿者: こすけ, Category: 漫画感想日記05

Under the Rose(3) 春の賛歌/船戸明里
【オススメ度:★★★★★★★★★★】
「暗い!すごく暗いてか、重い漫画だよ、これ。」
「それこそがこの作品持ち味であり、それがよいのです!!」
ということで、雰囲気としては実に重苦しいんですが、それがもの凄く時代背景にあっているような気がして、素敵な作品。これは1巻の頃から読んでいるんですが、かなりオススメ。
時代的には『エマ』と変わらないんですが、あっちの貴族とメイドの禁断の愛を真っ向から否定しちゃってるような作品かもしれないw
だって、この作品の貴族たちは、使用人は性の遊び相手とか、話しかけるな同じ場にいるなとか、教養のない人なら仕方ないですね、みたいな対応する人ばっかりなんですもの。確実に、こっちの世界では自分の立場を捨ててまで、使用人と一緒になろうと考える人間なんていやしない。まぁ、あの時代からすれば、それが当然であり、普遍の事実だったんでしょうけど。


