漫画感想日記08: 2008年9月アーカイブ

神様ドォルズ(3)
神様ドォルズ(3)
/やまむらはじめ、サンデーGXコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

詩緒の壊れた案山子"玖吼理"の修理のため、一度生まれ育った空守村へ帰ることにした匡平たち。
もちろん、匡平すら知らなかった詩緒の弟のことを父親に問い詰める目的もあったわけですが。

その村で匡平の昔馴染みなども出てくるわけですが、"隻"の資格を失った匡平に対し、よい印象を持っていない人も少なからずいるようで。。"隻"が特別視されている村だから、まぁ当然といえば当然か。
今も昔も変わらない対応を取ってくれる人間ってのは匡平にとってありがたい存在なのかも。
匡平の場合はまだ村を代表する枸雅家の人間だったからマシというだけで、阿幾との違いなんて大差あるわけでもなさそうですからね。。

そんなわけで、阿幾が幽閉され、匡平が"隻"の資格を失った当時のお話が。
全ては1人の若い女性の先生が匡平たちの学校へと赴任してきたことが始まりだったのか。
このときの事件が物語における根源ではないでしょうが、匡平と阿幾の間に変化をもたらしたのは事実かな。。阿幾を逆恨みしていただけのバカが退場したのは良かったと思うけど。

しかし、阿幾が脱走した件についてはまだ不明のままか。
今になって、何を思ってアイツは匡平を追いかけてきたのか。死を覚悟した瞬間に、阿幾の頭に思い浮かんだのが匡平だったということで、その執着の程は分かるけど。。

詩緒の弟の件も名前は桐生ということが分かっただけで、日向家に引き取られた経緯が不明。
まだ何か隠されていることがあるよなぁ、どう考えても。日向の爺さんが地下で見ていたあの物体のこととか。裏事情ってのはどこまで秘匿とされているのかねぇ。きな臭すぎる。

あと、ちょっと気になったのは村の名前。
日々乃さんは"神の住む処"と表現したけれど、名前から想像するに神のいない村に思える。

4巻では更に謎が明らかになっていくか、気になるところですね。
日々乃さんの匡平に対する気持ち、靄子の阿幾に対する気持ちもどうなるか。幸せな未来はまだ見えない。

みつどもえ(5)
みつどもえ(5)
桜井のりお、少年チャンピオンコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

三つ子の日常は続く。
今回目立ったのは、宮下さんかなー。メインキャラの中では一番まともだと思われていた彼女が道を踏み外していく様が心底楽しかった。
ひとはに対し積極的に接しようとして、見事に空回りですからね。そもそも呼び名が「三女」だから、そこから訂正しないと。

それと、佐藤くん好きの3人組。
あの中でリーダーのおがちんが一番の変態なのは疑うべきのない事実なんですが、まともな人と説明されていた加藤さんも全然まともじゃなかったことに吹いた。
まぁあの3人はやっていることはすでに変態以外の何者でもなかったし、まともなはずがないんだよね。。3人の中では比較的まともだというだけで。

話の方では、身体測定の話が結構好きかな。女子の居ぬ間に、男子たちはクラスの美少女ランキングをやろうとしていたわけですが、出た結論が「うちの女子、全員黙っていてくれないかな。」ってwww
まぁ相当特殊な連中ばかりだからな。地味なヤツでも侮れない。松岡とか一番評価酷かったし。

あと、強風の日のパンチラ対決も吹いた。
杉ちゃんはホントみつばに対しツンデレだよね。どんだけみつばのぱんつ見たいんだと。何穿いても、豚の絵柄にしか見えないのに(酷

それにしても、ここまでクラスに変態が揃いまくっていると毎日が楽しくて仕方ないだろうな。
千葉氏なんかはあと2,3年もしたらセクハラで捕まりそうな気がするけど。(ぁ

マイティ♥ハート(4)
マイティ♥ハート(4)
マツリセイシロウ、少年チャンピオンコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

正義と悪の禁断の恋物語もいよいよ4巻に。
ここに来て、ラブコメ分がよい感じに高まってきて非常に自分好みの展開になってきました。

怪人ヴォルケンとして、マイティハートと戦いつつも陰で手を貸してきた十市に、ピンチの時にヴォルケンから助けられた際の置き形見を拠り所に戦い続けていた心。
互いに自分の立場を理解していながらも、自覚してしまった気持ちに嘘はつけないと。

しかし、十市が舞島心=マイティハートと知って恋心を自覚していったのに対し、心の方は十市≠ヴォルケンという認識なので、十市の報われない恋に何と言ってよいものやら。。
恋敵は自分であって自分でないとか悲しすぎる。

そんな中、マイティハートと捕らえるためにヴォルケン以外の怪人も動き出して、十市としては板挟み状態。
心の気持ちを利用した作戦なんかも実行されることになるし。

十市はホント悪役になりきれないヤツだよねぇ。思考が完全に童貞のソレなので、恋愛に対してウブすぎるし。
メラクベータもとい師匠にいいように遊ばれている様は見ていて楽しかったけど。師匠みたいなキャラは普通に好きだわー。もっと十市や心を振り回してほしいね。ケロルも同じくらいに。

しかし、考えてみれば、今回はまだ心の嫉妬要素はほとんどなかったような。。
あれが出てくると、ますます面白いと思うので、5巻に期待。

学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD(5)
学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD(5)
佐藤ショウジ+佐藤大輔、角川コミックスドラゴンJr.
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

今度の舞台は、郊外にあるショッピングセンターですか。
孝と冴子も無事みんなと合流した場所には、すでに先人が。

そこにいたのは、ベテランの警官がいたから運良く助かっていたという連中。
多分、早いうちに逃げ込むことが出来たから、周りの状況に対する認識が薄いのかなぁと思われるわけで。今の状況になっても、警察におんぶに抱っこという状態。自ら行動を起こす勇気もなければ、この先に待っている死という現実を受け入れることも出来ていないように見えます。

そんなだから、当然解決の糸口が見えてこない現状に苛立ち、現場に残っていた新人の警官・あさみに全ての責任を押しつけてしまうわけで。。まぁ彼女にあの役どころは辛いわな。。
市民連中の気持ちも分からなくはないけど、孝たちの戦いを見てきた側としてはやはり情けないというべきか。。

結果的に、あさみはコータたちに助けられることになり、コータに見事に惹かれていっちゃうと。コータにアプローチしまくるあさみは心底エロい。
自分が女であることを自覚した攻撃ですよ。結構なロリっ娘(童顔)に見えるんですが、女の武器の使い方は見事というべきか。。この辺、麗や冴子にはない部分かも。彼女らだとプライドが邪魔して、あそこまでアプローチできないだろうし(w

ただ、あさみもまだベテランの先輩の存在があったからこそ頑張って来れていたんですが、その先輩までもが<奴ら>化してしまったことで状況は一変と。
はっきり言って、今すぐに孝たちはこの場から去らないと、巻き込まれかねない状況に。

孝たちも麗と冴子の女の戦いとか、決して一致団結できているとは言い難い状態だとは思いますが、その辺も含め今後どう解決していくやら。。一応、現時点の目的としては麗や孝の両親を助けにいくということですが、果たして望みはあるのかねぇ。。
まだまだこの世界の全体像が見えてこなく、一体どれくらいの人間がまだ生き残れているのか不明なわけで、どう展開させていくのか気になります。今のままだと、どう考えてもBAD ENDなので。

おまけ。
今回、なんとあの田丸ヒロシが登場。
最初こそバカな市民の1人だったんですが、最期の瞬間は普通にカッコイイ1人の男でしたね。

にゃんこい!(2)
にゃんこい!(2)
/藤原里、フレックスコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★★】

今回、3人目の女の子キャラとして登場してきたのは、楓の部活の先輩である凪さん。
一見男のように見え、最初は潤平に突っかかってきていた彼女ですが、年上キャラとして面白い立ち位置に付きましたね。

やー、雷に怖がる姿とか普通に可愛かったですよ。キャラ違いすぎ。
しかも、そんなときに潤平に優しい声をかけられて一瞬で陥落するとか恋愛レベル低いな。さすが初恋の相手にこっぴどいフラれ方しただけのことはある。初恋って、多分あれ高校生になってからの話だろうし。
ま、潤平にも瞬殺されてましたけどwww

ただ自分以外は楓しかあり得ないという方なので、潤平にとって悪い方面に働かないのは確実ですね。バカとハサミは使いよう?(酷
凪さんのおかげで、遊園地に遊びに行って距離感は少し縮まったりもしましたし。

また、風邪で寝込んだ潤平に加奈子が見舞いに来るという話も。
この子が元ヤマンバでありながら、心は乙女で可愛いんですよねー。潤平の世話をしながら「若奥さん気分だな」とか、どこの天然記念物ですか??潤平は果報者だなぁ。
まぁあれだけ分かりやすいにも関わらず、全然気付いてない潤平はちと酷い気もしますが。度を超えた鈍さってのは罪だな。。

郵便局の配達員しているお姉さんにハグされたりする日もありましたしね。心底羨ましい。楓に勘違いされたけど。
あの人、また登場してくれないかしら。潤平の中に、年上フラグ立てたし。

ホント、ドタバタラブコメっぷりが加速度的に増してきて面白すぎです。
今回最後に収録されたツインテール娘の話の続きもちょうどネットで公開されましたが、これがまた加奈子や凪さんにとっては不安材料の1つになってきましたし。3巻も楽しみですね。

絶対★アイドル
絶対★アイドル
ぎん太須田洋、角川コミックスドラゴンJr.
【オススメ度:★★★★★★★★☆☆】

すたひろさん原作となるアイドル漫画はまさに「こんな可愛い子が女の子なわけない」というものでした。

今回、すたひろさんはPNを少し変えてきたわけですが、あの名前も知っている人は知っているはず。知らない人も読めば気付くレベルだと思います。
元々すたひろさんが自分の絵柄だと合わないだろうと考えてお蔵入りにしていたネタらしいので、ネームもしっかりしていたんでしょうね。ぎん太さんはすたひろさんが上げてきたネームをそのまま描いたという感じに見えます。それほどまでにすたひろ色が強いといいますか。。
ぎん太さんも初めて本格的に漫画を描いたということでしたので、あまり彼女らしさってのは見えなかったかしら。イラストメインの方なので、仕方ないのかなぁ。。

まぁそれはさておき、今回のストーリーは女の子みたいな顔をしたアイドル志望の男の子が、周りに勘違いされて女の子としてアイドルデビューを果たしてしまうというものなのですが、宙の外見や昔すたひろさんが描かれた同人誌の『かしまし!』のことを考えるとアレを思い浮かべずにはいられないですね(苦笑

今回は同じユニットの仲間にまで女の子と勘違いされたまま、話は終わってしまいましたが、もう少し続きを読んでみたかった気も。桐梨子の葛藤とか結構想像するだけで面白いんですけどねぇ。バレたときにどうなるのかとか...。
とはいえ、すたひろさんがこのレベルのネームを描き続けるのはキツイかも知れないですね。

エンバーミング (1)
エンバーミング(1)
/和月伸宏、ジャンプコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

『武装錬金』の和月伸宏最新作。
2度読切で描かれた和月版フランケンシュタインがジャンプSQに満を持しての登場と。

今回の連載版では、3組目の主人公ヒューリーが登場。読切で描かれた2組も今後登場してくるようですが。
メインとなるのはやはり人造人間との戦いですかね。死体をベースに造り出した人間に在らざる人間。捉え方によっては死んだ人間を生き返すための秘術と言えるのかも知れませんが、自然の摂理に反したそれは結局は怪物を産み出すことと同意義か。

人造人間が人造人間を憎み、復讐のためにすべて破壊していくという矛盾を孕んだ展開になりますが、この先にはどんな困難が待ち受けているのか。今回の悲劇なんて、まだ序章なんだろうな。
エーデルもあまり深くは描かれなかったので分からないことも多いですが、最期ヒューリーの手の中で逝けたことは幸せだったのかな。

最後には、次の主人公エムルが登場。
確か、読切版2話の主人公でしたっけ??1話目の方は『武装錬金』に収録されていましたが、2話目の方ってまだどこにも収録されていないですよね??2巻で収録してくれないかなー。

それにしても、ホント和月さんの漫画も面白くなりましたねー。深みが増したというか。
『武装錬金』の時点でいろいろと挑戦しているようで変化は見られてましたが、青年誌に移って解放された感じです。限界ギリギリまでやってほしいですね。

また、今回も合間合間に制作秘話が。
和月さんの漫画に対する思いが伝わってくるとともに、厳しい現場の声も。そういや、最近の新人さんで和月組って聞かないなぁとか思ったり。誰が最後になるんだろ??
まぁ一読者としてはコンスタントに面白いものを期待していますので、2巻が出るまで間が空くかも知れませんが楽しみにしていたいところ。

キミキス~various heroines~(4)
キミキス~various heroines~(4)
東雲太郎エンターブレイン、ジェッツコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

今回は学校一の才女、二見瑛理子編。

光一との初めての出会いは、すべて空欄の解答用紙を紙飛行機にして飛ばしていた日。
この当時は本当に無表情で、1人でいることが多かった彼女ですが、光一と関わっていくことで本当に様々な表情を見せていくわけで。。

光一とのキスも最初は実験といって全然気持ち良さそうではなかったんですが、気持ちが入ってくると本当にエロいというか。。正直な話、あそこまで気分が盛り上がれば、キスだけじゃ済まないだろ。
体勢もまた素晴らしく、キスで達してしまいベッドに倒れ込む場面やはっきり言って押し倒してヤっているようにしか見えない場面も(ぁ

そんな妄想を楽しみつつも、やはり二見さん編はギャップ萌えだよなとか思ったり。
光一と関係を深めていくことによって、クラスメイトとも打ち解けていくことができたんですからねぇ。最初の頃は陰険なイジメにもあっていたというのに。あれだけ変わると、男の目を引きやすくなった可能性は高いけど。
この変わり様は他のキャラには今のところ見られないですよねー。唯一可能性があるとすれば、栗生さんくらいかな。

ラストはキスだけの関係でプロポーズというものに。些か性急すぎた結論と思えなくも。
でも、あの笑顔は最高の笑顔でした。

さて、次は5人目のヒロイン、星乃結美編ですね。
クラスメイトで、光一が1年の頃から気になっていたというある意味本命とも言える子の登場ですね。地味子だの何だの言われてますが、彼女のムッツリっぷりに期待。(ちょ

森口織人の帝王学(1)
真田鈴おかゆまさき、電撃コミックス
【オススメ度:★★★★★★★☆☆☆】

『撲殺天使ドクロちゃん』で知られるおかゆまさき原作。作画を担当するのは真田鈴というエロ漫画方面で活躍されていた方です。

さて、本作はドタバタエロコメに分類されるかしら。
主人公となる森口織人は転校初日にある女の子と出会い、不思議な体験をする。その体験というのが、その女の子に触れると、その子のエロ妄想が伝わってくるというトンデモ設定だったり。

その子の名前は遥奈原初雪さんといい、妄想が他人に視られるという能力は遺伝的なものらしいのですが、本来手袋をした状態ではその能力は発動しないとか。すなわち、織人がイレギュラーな存在なだけなんですが、そこについては深く触れられていないですね。

それにしても、初雪は被害妄想が酷すぎるだろ。すべてエロに結び付くし。超むっつり。
まぁ正直なところ、織人や初雪の何故については全く触れられていないので、中身はないに等しいと思われますが、やはり期待するのはラブコメ展開ですかね。他人を信用しない彼女にとって、織人は特別な存在になるわけですし。あのクラスメイト全員を悪人と判断するような思考には全く共感できないけど、そこは織人の今後次第かな??

つか、織人が転校してくるまで、よく初雪も学校に来れていたなぁと思わなくも。。あそこまで他人を信用できなかったら、当然友達なんて出来るわけないし、クラスで完全に孤立すると思うんですけどねぇ。
まだまだどう転ぶか分かりませんが、真田さんという才能を連れてきたので、そこを十二分に発揮できる展開に期待。

ファムファタル~運命の女~(1)
ファムファタル~運命の女~(1)
シギサワカヤ、電撃コミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★★】

今回は海老沢家三女・由佳里の物語。
『溺れるようにできている。』の冒頭にも少し登場してきていた彼女ですね。

そのゆかちゃんに振り回されてしまうのは、斉藤ハイフン一。通称ハイくん。
大学入学時にゆかちゃんと衝撃的な出会いを果たし、無意識のうちに心奪われていたと。

現時点ではゆかちゃんは彼氏持ちなわけで、ハイくんは横取り展開しかないわけですが、果たしてどうなっていくのやら。
ハイくん自身、ゆかちゃんに対する気持ちを自覚したのは彼女の弱い面を見てしまったからなんですけど、周りにはバレバレだったことから長い片想いであることに違いはないと思うんですよね。。相当鈍いよなぁ。(w

それにしても、ゆかちゃんは魔性の女ですね。
彼女もどこまで意識しての行動か不明ですが、普段あれだけニコニコしているくせにふとした瞬間に。。あのギャップはバカな男は心奪われると思うよ。海老沢三姉妹の中では一番可愛いかも。
ハイくんにキスされたときも、自分の方から口開けて舌を絡めてきたとかッッッ!

また、ゆかちゃんの彼氏である石渡さん。
あの人は本当にゆかちゃんのことが大事なんすね。。ハイくんがサークルの後輩・空木さん(♀)に相談受けていたときの解釈も大人な対応でしたし、あの人はあの人なりに大事だからこそきつい言い方もしているんでしょうね。
それがゆかちゃんも分かっているからこそ、なかなか関係を崩せずにいたのかなぁとか思ったり。石渡さんのあの対応はゆかちゃんにとっては気分良いモノではないんだろうなぁ。それが自分のためであったとしても。

や、本当に面白くて、次の展開が楽しみですね。2巻冒頭ではどうなるのか本当に楽しみすぎる。
そういや、この話って『溺れるようにできている。』よりも時系列としては後になるのかしら??確か当時のかおちゃんが21歳で、今のゆかちゃんは院生ということは2,3年前くらいになる気がする。。

溺れるようにできている。
溺れるようにできている。
シギサワカヤ、まんがタイムきららコミックス エールシリーズ
【オススメ度:★★★★★★★★★★】

シギサワカヤさんが描く海老沢姉妹次女の恋物語。

今回、主人公となるのは佳織ちゃん。かなり地味な子というか、消極的に見える女の子。そして、挙動不審(w
そのかおちゃんが一世一代の告白をした相手が幼馴染みで8つ年上の圭ちゃん。

告白は成功し、付き合い始めた後から物語は始まっていくわけですが、まさに恋した方が負けみたいな展開が。。恋に溺れるという言葉を身を持って体験しているわけですね。
かおちゃんも自分に自信がないせいで、圭ちゃんにいつフラれるかと悪い方にばかり考えてしまっていたんですよね。独占欲と臆病な気持ちの間で揺れ動いているというか。ま、最後まで読めば、圭ちゃんにフラれるなんていう可能性は限りなく低いことがわかるんですが(笑

しかし、かおちゃんも普通の若い子とは違った雰囲気があったんですが、圭ちゃんもまた普通じゃないというか。。
圭ちゃんはかおちゃんの食べっぷりに惚れたこともあって、ホントあり得ないくらい食べさせるんですよね。圭ちゃんが元々食べるのが好きということで、一緒に美味しそうに食べてくれるかおちゃんは希少なんだろうねー。
過去に付き合った人全員にフラれてきたという過去を持つわけですし。「思ったよりも"変態"だった」という理由で。
かおちゃんの胸を揉むより、腹肉揉む方が気持ちよさそうですしねー(笑)。本音のドSっぷりも酷かった。

ホント、面白い1冊でした。てっきり続き物かと思っていたので、これで終わってしまうのがちょっと残念ですね。
ある意味ベストカップルな2人で、海老沢三姉妹の中では一番幸せな恋愛していそうなかおちゃんの恋愛模様をもう少し楽しんでいたかったです。まぁこの姉妹についてはまだまだ他のところでも登場してくるでしょうし、その辺に少し期待。

花やしきの住人たち(2)
花やしきの住人たち(2)
桂明日香、角川コミックスA
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

冬休みも終わり、学校が始まる直前に、花やしきでは鍋パーティが催されることに。
そして、この日安芸ちゃんがあやめに告白したところから物語は変貌した。

1巻の時点で痴漢を闇討ちするなど危険さを滲ませていたあやめですが、ここに来てそれは増大するわけで。
あやめと杜若の姉弟は普通ではないとは思っていたんですが、まさかあんな過去があったとはね。。なんという鬱展開。これは想像以上に重いというか、読めば読むほどどうしようもなく感じてきますね。。

中学時代のれんげも別人であり、2人の関係は今とは対照的だったけれど、だからこそ今の関係があるのか。今のあやめにとって、精神的支柱がれんげであることもよく分かりましたしね。
ただ、確かに安芸ちゃんが来てからの2人を見ていると、安芸ちゃんがいなくなることで元通りにはなるんでしょうけど、それでは根本的な解決には。。元通りといっても、れんげなしには保てないギリギリの一線に存在しているわけですし。

杜若もあやめを守るために周りが見えなくなっているようですし、今のまま放置していると必ずどこかで崩壊しちゃいますよ。。未来ははっきり言って、ない。
今、まともに動けるのは安芸ちゃんしかいないわけで、彼がどう立ち回るのかに期待ですね。例え悪い結果になっても、それは遅いか早いかの違いにしかならないと思うので、結果を気にせず頑張ってほしいところです。

正直、これ以上の鬱はちとキツイかなぁ。。こういう展開だからこそ、次なる展開への期待も膨らむけど。
3巻では安芸ちゃんの行方不明だった父親の話も少しは関わってくるのかな?早く続き読みたい。

よつばと!(8)
よつばと!(8)
あずまきよひこ、電撃コミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★★】

今回は夏も終わり、秋の少し手前といった頃の物語。ちょうど今くらいかな??
台風の話だったり、風香の学校の文化祭だったりとかでイベントは満載。

中でも好きだったのは、やはり台風の話ですかね。
あれは何だかんだで、子供にとっては結構楽しいことだと思うんですよ。「傘差したら、飛ばされる」なんて言われたら、試してみたくなるじゃないですか!その結果として怒られることになったとしても。
で、よつばはそれを見事に体現したわけで、慌ててよつばを追いかけるあさぎと、それを見た瞬間のとーちゃんが秀逸すぎでした(笑

また、風香の文化祭話では、しまうーが再登場。彼女は相変わらずズレてますね。よつばが泣くから、他のクラスのクレープ買ってくるとか、ツッコミどころが満載過ぎるw
そして、クラスメイトにはとーちゃん=風香のだんなと認識されたのが、個人的にはツボでした。あさぎがジャンボやヤンダに好意持たれている描写はあれど、基本的にこの作品って色恋沙汰ないですからねー。良い傾向だ。

他にも、町内のお祭りの話だったり、近所の公園でどんぐりを拾う話だったりと日常にありふれた光景が。お祭りの天狗のお面は普通に怖いな。ジャンボだと、特に威圧感もあるし。
そういや、ファミレスでとらと一緒になる話もありましたね。あの意外な組み合わせは結構好きかも。あさぎがよつばに「ブス」と言われたときの顔は見物でしたし(w

ホント、どの話も面白くて、早く次を期待してしまいますね。
多分9巻は来春ごろになると思いますけど、それまでが待ち遠しいです。

夜桜四重奏(5)
夜桜四重奏(5)
ヤスダスズヒト、シリウスKC
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

アニメ化も決定した『夜桜四重奏』
4巻では、桜新町に住まう全ての者にとって共通の敵とも呼べる比泉円神が妖怪の天敵たる妖怪ハンターたちと手を組み、共に動き出したところで終わっていたわけですが、今回はまだその序章と呼べる展開が始まったに過ぎなかったですね。

とりあえず、前半は円神のことなんて気にしない日常パート。
少し前振りはあったものの、ヒメや桃華の秋名争奪戦だったり、八重さんの趣味が明らかになったり、鈴ちゃんの1日が描かれたりと微笑ましい展開が満載でしたかね。
個人的に好きだったシーンは、八重さんの騎乗位マウントポジションが描かれたところかしら。あの"ぺたん"と腰を落としたシーンに妙にエロスを感じました(w
クマの着ぐるみ着て、かなり嬉しそうだった八重さんも見物。フリーダムだなぁ。

あと、ヒメと桃華の話も良かったなぁ。2人とも初々しいというか何というか。ちょっと手を繋ぎたいだけで、そんな必死に。。ただ、秋名の方は鈍感すぎて、2人のそんな気持ちには全く気付かなかったようですが。

後半はとうとう1人目の刺客が登場ですか。
その刺客の正体は、鈴ちゃんの元主人である"死霊使い"狂巻ざくろ。
さすがに妖怪の天敵だけあって、その戦闘能力の高さはヒメにも引けを取らない(というか、闘い慣れている分、ざくろの方が上か。)ようですが、そもそも妖怪ハンターってのは何者なのか。その話はまだ濁されたままで終わってしまいましたけど、秋名の言葉やことはの反応から考えると半妖ってところでしょうね。
更にいえば、多分ことはのような堕ちて半妖になったものではなく、生まれたときからの純粋な半妖だと思うんですが、そこは考え過ぎかなぁ。ま、6巻で明らかになるでしょうし、次を待ちますか。

アニメの方もオリジナル展開になるようで、どうなるか分かりませんが、原作ともに楽しみにしておきたいですね。

オクターヴ(1)
オクターヴ(1)
秋山はる、アフタヌーンKC
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

一度はアイドルとして上京するものの、人気が出ることもなく夢破れ地元へと戻っていった女の子。
しかし、戻った先に彼女の居場所はなく、アイドル時代のたった1つのツテを使い再上京。ただ、今の環境も決して恵まれたものではなく、彼女は広い東京で頼る友達もなく1人生きていた。

その彼女の名前は雪乃。
今は昔所属していた事務所のマネージャー見習いとして働いているんですが、ある日自分と似たような境遇の女性と知り合う。その人とある日セックスをし、次第に惹かれていくのですが。。

雪乃は田舎に戻った頃は偏見と好奇の目で見られ、今もまた仕事上の付き合い以外での知り合いがいなかったもんですから、長いこと孤独を味わってきたんでしょうね。
そこに現れた節子という元アーティストの人と出会い、自分の境遇と重ねてしまったのかな。久々に触った他人の肌は柔らかく温かく、誘われるがままに体を許し、節子のことで心は満たされていくわけで。

節子の方も雪乃が可愛いからと接するようになったみたいなんですけど、雪乃の視点から見た節子しか描かれていないので、まだ掴めないところが多いかなぁと。
今のところ、節子は雪乃に対し束縛する気はないと告げていることから、雪乃の方が節子に執着しているような雰囲気ですが、この2人の関係がこの先どうなっていくか見物です。
雪乃は節子を独占したがっているというか、過去の男との経験が気になって仕方ないようですからね。

鋼の錬金術師(20)
鋼の錬金術師(20)
/荒川弘、ガンガンコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★★】

いよいよ世界は来たるべき日へ向け、動き始めた。

まずは、罠をかけ、エンヴィーを誘い出したドクター・マルコー。
彼も人の命を犠牲にして賢者の石を作り続けてきたことに対する罪にずっと囚われたままでしたけど、初めて心からの怒りを爆発させたような。。作り方に一番詳しいからこそ、壊し方も知っているか。
にしても、エンヴィーの正体があんなのだったとはねぇ。救いようのない最低の性格はしているけど、個人的にはそんなに嫌いではなかったキャラなので、こうなると哀れにも思えるなー。

エンヴィーを倒した後は、アルの提案で物語の始まりとなったリオールの街へ。
そこで、とうとうアルとホーエンハイムが再会を果たすことに。それぞれの情報を持ちより、そしてマスタング大佐たちに伝搬させていく。最終決戦のために。

一方で、行方不明になっていたエドはアルたちと合流したくて向かった先で、再び人造人間側と縁を切ったグリードと再会する。
昔のグリードの記憶が僅かながらに残っていたようで、仲間の仇を討つためにブラッドレイに対し刃を向けたか。あのグリードがそれだけ仲間思いだったことがよくわかる描写ですね。リンもしっかりとグリードの中で生きているし。
結局、ブラッドレイは討てぬまま中央を離れたグリードはこのままエドたちと行動を共にするようで楽しみすぎる。一国の主ではなく、世界の主になるために。

世界を再構築せんとする人造人間たちと、それを阻止しようとするエドたちの構図がようやくはっきりしてきたかな。人造人間側はむしろ軍上層部の人間たちの方がタチ悪そうだけど、イズミさんも動き始めたし、完全なる総力戦ですね。
あとは約束の日なるものへ向けて一直線なのだと思いますが、はてさてどうなることやら。次の展開が楽しみで仕方ない。

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