漫画感想日記08: 2008年3月アーカイブ

柏原麻実「宙のまにまに(4)」このエントリーを含むはてなブックマーク 柏原麻実「宙のまにまに(4)」

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宙のまにまに(4)
宙のまにまに(4)
柏原麻実、アフタヌーンKC
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

最初は美星たち2年生の修学旅行の話から。
テンション上がりまくった美星から届く朔ちゃんへの連絡。あまり本州から出たことのない美星にとっては嬉しいことの連続だったんでしょうけど、さすがに頻繁すぎる写メはちょっとうざいかもなw
そのおかげで、朔ちゃんは追われるように読書タイムを営むし、姫ちゃんはせっかくのチャンスに何も出来ないまま。。朔ちゃんの方はまぁどうでもいいけど、姫ちゃんは本当に勿体ない。ここ一番の頑張りどころだったのに。

帰ってきた後にはとうとう描かれた美星のお父さんの今。
まぁ美星は昔ほど悲しみに囚われてはいないんでしょうけど、そのことを知ったときの行動が行動なので朔ちゃんたちは後ろめたさもあるよなぁ。。朔ちゃんは子供の頃におじさんと面識あったんだし、知ろうと思えば知る機会はいくらでもあったはず。

そんなわけで、朔ちゃんは美星のために観測会を開いたり、また冬には合宿開いたりと天文部としての活動は満載でしたね。
冬合宿では、姫ちゃんが吹雪の中、1人外に出て行ったりして遭難しちゃいましたけど、無事で何より。高見女子の皆さんとの合宿本番は5巻に持ち越しと言うことで、楽しみですね。男手は先生除けば、朔ちゃんと江戸川だけだし、何かないかなーと。。
小夜先輩がお姉さまと慕われている時点で、期待できない部分もありますが。(w

あと、フーミンは修学旅行のときに、朔ちゃんに対してお土産買ってきたのが良かったなー。
どこまで本人が意識しているのかは不明ですけど、確実に朔ちゃんのこと好きになってるしなぁ。美星のことを考えて自制しようとしている節はありますが、もっとあの感情を表に出していってほしい次第。つか、朔ちゃんモテすぎだな、マジで。

てなわけで、5巻も楽しみー。どうなっていくかなぁ、朔ちゃん争奪戦は。(ぁ

神様ドォルズ(2)
神様ドォルズ(2)
/やまむらはじめ、サンデーGXコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★★】

阿幾を襲ってきた勾司朗という隻。
詩緒と瓜二つの顔をした謎の隻。

匡平の知らないところで、物語は進んでいくようで。
確実に枸雅家と日向家という村の権力争いが絡んでいるんですけど、村を出た奴らの行動には異常を感じずにはいられない。あまり他人の目から案山子を隠す気にも見えないし、何か良からぬことが起こるんじゃないかという予感。一応、匡平は枸雅家本家に近いところにいる立場だと思うんですが、その割に全然話を聞かされていないっぽいしなー。

ま、それはいいんですが、久羽子サンはいくら日常に退屈しているからといっても、狂いすぎだろ。。あの人の行動力には嘆息せざるを得ない。落ちてた阿幾を拉致って裸にひん剥いて監禁して、案山子を何とかして我が物にしようとか常軌逸すぎwww
こういう人って最後まで絶対死ぬことないよね。

あと、日々乃サンと詩緒は素直に可愛いなぁ。
詩緒のブラコンっぷりは何か関係あるのかしら??詩緒どころか匡平すら双子のことを知らなかったということは、本当の兄弟ではない可能性もあるだろうし。
ドジっ娘なところもよい。テンパるとすぐに頭真っ白になって、見境失くすし。匡平に裸見られたときも「身内で子供のヤツが何言ってんの?」とか言われて、ショック(怒り?)のあまりコーヒーに入れる砂糖と塩間違えたりねー。すごくベタwww
日々乃サンも裸見られたし、着実に外堀が埋まっていきますね。フラグ成立しまくりですよ(ぁ
このヒロインA&Bが顔を赤らめるのは非常に好きだなー。やまむらさんの描く女の子のこういう表情は本当に大好き。

気になったのは、日々乃サンに雰囲気が似ていたらしい"先生"ってのかな。村にいた頃の関係者のようですが、過去に一体何があったのか。。もちろん、詩緒と双子の兄弟らしいあの少年(実は少女だったり?)の正体も。何故枸雅家からは秘密にされ、日向家にいたのかとか。
まぁ3巻で里がえり編に過去編といろいろ描かれていきそうですし、期待ですね。ヒロインたちの魅力もホント素晴らしいし、もっといろいろ見せてほしい。

ひだまりスケッチ(3)
ひだまりスケッチ(3)
蒼樹うめ、まんがタイムきららコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★★】

吉野屋先生の「私より先に」(P44)が気になって仕方ありません!(ぁ

久々の新刊でしたが、雰囲気は相変わらずで楽しめました。
メインとなるのはひだまり荘に住む4人の女の子。ゆのと宮ちゃんの1年生コンビに、ヒロさんと沙英さんの2年生コンビ。アパートでのあれこれや、学校でのあれこれが描かれていましたけど、この子らの関係はほんわかさせられますねー。
今回、ヒロさんと沙英さんがケンカする展開があったんですが、そのときにゆのが宮ちゃんとのケンカを妄想して凹んでいたのが可愛かったww
それと、沙英さんにサンドイッチを貰って嬉しそうな夏目さんも非常に可愛かったー。あの人、いつもは沙英さんのことをライバル視しているけど、やっぱ興味あるからこそ意識しているんでしょうね。久々の絡みで正直最初誰なのか分からなかったけど(酷

あと、ヒロさんがラブレター貰う話もあったんですが、そのときの沙英さんの反応がかわゆすww
いつも見栄を張っているけど、あの人もかなり奥手というか恋愛に関してはウブですからねー。それに今は男よりもヒロさんの方が大好きなんでしょうし。ヒロさんはヒロさんで、そんな沙英さんをからかって楽しんでいる節があるし。百合好きにとっては妄想をいっぱいいっぱい楽しめます(ぁ
もちろん、ゆのと宮ちゃんもね。宮ちゃんはちと自由奔放すぎるので、ゆのが手綱を握る役で。

沙英さんがポラロイドカメラ買って、みんなで撮りまくりって話も良かった。
このときはみんな、いつもと違う髪型だったり服装だったりで新鮮ですねー。髪を下ろしたヒロさんとか、三つ編みにした宮ちゃんとかね。ヒロさんが挑戦しようとして買った服を着たゆのもレア。

次の4巻はまたかなり先になりそうですが、ゆっくり待っていますかね。その前にはアニメの第二期も始まるだろうし。

鋼の錬金術師(19)
鋼の錬金術師(19)
/荒川弘、ガンガンコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★★】

とうとう描かれた始まりの物語。
ヴァン・ホーエンハイムとフラスコの中の小人(ホムンクルス)の生まれた日。蓋を開けてみれば、やはり超越した力を手に入れようとした人間の驕りが全ての元凶か。いつの時代も権力を持った人間は不老不死に憧れ、結果として悲惨なる結末を生み出す。。
あの一夜にして滅んだという都市クセルクセスで生まれた2匹の化け物。その体は無数の人々で構成されると。

また、大総統に呼び出されていたオリヴィエはレイブン中将の件を隠すことなく自ら敵地へと踏み込み、マスタングはホークアイとの会話でセリム・ブラッドレイの正体を知る。
一方で、エドはキンブリーと一戦を交え、一歩間違えば死ぬ寸前の重傷を負うし、ここに来て物語は加速してきましたねー。過去と現在を結ぶものがようやく見えてきたところですかね。
あと、ホーエンハイムはイズミさんに再会して自分の正体が何であるかを告げるし、さらにはプライドに対して宣戦布告するし、ホント各所での動きが活発すぎる。まだエドとの中は修復していないけど、エドが真実を知ったときどうなるのかしら。。言ってみれば、エドとアルはあれの子供になるわけですからねぇ...。

しかし、物語の中心に位置するキャラは各所に点在するのに、この分かり易さは何なんでしょうね。構成がうますぎる。大体のキャラの事情が把握できますからねー。展開の早さもホント絶妙。
他の作品だと、こんだけゴチャゴチャしていたら、訳わかんなくなってそう。。(苦笑

そして、最後にはキンブリーがブリッグズに血の紋を刻むために北のドラクマを動かすと。
奴らを動かすための入れ知恵したのはプライドなんですが、ホント連中は悪知恵だけは働くな。真の目的はよく分からないけど、人間をゴミ程度にしか思っていないのは間違いない。ここが最後の紋になるわけだし、ブリッグズの件を待ちわびているのは間違いないのかな。人柱の準備も最後の段階に入っているようですし。
アルたちに忍び寄るエンヴィーの影も気になるし、ホント20巻が待ち遠しい。

青い花(3)
青い花(3)
志村貴子、f×COMICS
【オススメ度:★★★★★★★★★★】

京子ちゃん家の別荘へと遊びに行くことになった一同。メンバーはあーちゃんにふみちゃん、京子ちゃん、いつもの3人組という一年生グループ。この旅先で、あーちゃんとふみちゃんは仲良く風邪を引いたり、あーちゃんは京子ちゃんの家の事情を聞いてしまったり。。旧家みたいな家庭なんで、いろいろ大変なのかしら。。
ま、何よりも意外だったのは、あーちゃんのお兄ちゃんがちゃんと行き過ぎているという自覚があったことなんですが(苦笑

まぁそれはさておき、この旅行で、あーちゃんと康ちゃんの距離も縮まってしまった??2人っきりで、買い物に行くことになったこともありましたし。
そんな関係に嫉妬したふみちゃんは、あーちゃんに対し「私の初恋はあーちゃんだった」と吐露してしまうわけで。。それに対するあーちゃんの反応は描かれていませんでしたけど、初恋もまだかもと言っていたあーちゃんは何を思ったのか。ふみちゃんの気持ちは恭己さんにもフラれ、原点へと帰ってきたというわけなのかなー。

恭己さんといえば、和佐と各務先生の結婚式もありましたね。
これまた意外だったのは、公理さんもまた各務先生のことを好きだったという事実か。恭己さんほど引きずっているわけではないでしょうが、似た者姉妹なんだなーと。姉妹3人で同じ人を好きになったりしてねぇ。
番外編にも描かれてましたが、公理さんも学生時代は同性にモテモテだったようですし、恭己さんとは特に似ているのね。

まぁ一部の恋に決着が着いたところで、次はどうなっていくか。恭己さんも再びふみちゃんの前に姿を現したしなー。卒業後は渡英するようなので、まぁ舞台からは引っ込むのかなぁとは思いますが。
何はともあれ、やはり一番気になるのはふみちゃんの行く末ですよね。あーちゃんと結ばれるのが一番幸せのような気もしますが、あーちゃんは別にレズっ娘というわけでもなさそうですし。4巻がまた来年の秋とかになりそうな気もしますが、のんびり待っていますか。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(上)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(下)
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(上)(下)
杉基イクラ桜庭一樹、角川コミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

今や直木賞作家となった桜庭一樹さん原作の物語。結構有名な作品なんですが、原作は未読。
作画を担当するのは『Variante』を描かれてた杉基イクラさん。杉基さんの前作が結構好きだったので、今回も購入したのですが、想像以上の良作で満足でした。

しかし、どういう物語なのか、全く知らずに読んだのですが、こんなに重い作品だったとは。。
世の中を冷めた目で見ている女の子・山田なぎさ。彼女のクラスに、人魚を自称する海野藻屑という少女が転校してくるところから始まった物語。世界は彼女らの日常を中心に描かれていったのですが、何というかなぁ。。

藻屑の父親は一世を風靡した有名人の海野雅愛という男。この男が最低の父親で、藻屑に対して虐待を繰り返していたようで。。それは近所でも有名な事実だった模様。ただ、助けの手が伸びるには至っていなかったと。
その結果がもたらしたのが最悪の事件であり、この物語の悲しい結末になるわけですが、こういう結末にならない道はなかったのかなーとどうしても思ってしまいます。

転校初日から変な発言ばかりで、クラスから浮いてしまった藻屑が唯一懐いたなぎさ。
彼女も最初こそ藻屑のことを毛嫌いしていましたけど、もっと早く彼女が藻屑のことに気付いていたらとか、いろいろ考えてしまう。。もちろん、なぎさが悪いわけではなく、タイミングとかいろんなものが悪すぎたんだとは思いますけどね。藻屑もずっと虐待され続けてきた影響で、父親のことをかなり愛してしまっていたようですし。。

まぁどう読んでも、やはり藻屑に対しては可哀想な子という印象を抱かずにはいられないのですが、なぎさと一緒にいるときは泣いたりすることもあれど、幸せそうだったから良かったのかなー。少なくとも、彼女の最期はそれまでの人生に比べると悲しいものでもなかったでしょうし。。
正直、感想は書きにくい作品なのですが、良い作品だったかなと。どことなく、現実味は残さなかったようには感じますが。。

あと、アマゾンのレビュー見てると、ラストが少し物足りないようなので、原作も読むべきかしら??

トリコロ MW-1056(1)特装版
トリコロ MW-1056(1)特装版
海藍、電撃コミックスEX
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

電撃大王に移籍してから初の単行本。タイトルはちょっと変わって「MW-1056」(数字の意味は??)となっていたり。物語は何事もなかったようにきらら時代からの続きとなっていますが。。
そして、この特装版には「稀刊ツェルブ」という冊子が付いており、きらら時代の未収録分が掲載されていたりします。こっちの方が本編より分厚いんですよね-、1.5倍くらいありそう(笑)。まぁページ数を見てみると、10ページかそこらしか違いはないんですが。紙質の違いで、これほど前に変わってしまうモンなんですねー。

本編のほうはきらら版からの続きということで、キャラ紹介などは特になし。ここから入る人にはちと不親切かも??
相変わらずな八重ちゃんたち4人娘と八重ちゃんのお母さんに加え、新キャラがにわちゃんのお母さんのなごやんが登場。この母親2人を見ていると、楽しそうな半面、こんなのが自分の母親だったら嫌だよなーと心底思ったり。さすがに自分の親のあんな姿見たら、ショックで寝込んじゃう気がします(ぁ
読んでいて、イマイチ分かりづらかったのはにわちゃんの居場所かなー。基本的には彼女だけは自分の家にいるはずなんですが、大半が八重ちゃんの家に入り込んでいたりするし、また他のメンバーがにわちゃんの家に行っていたりもするし、どっちがどっちか分からなくなることも。ストーリーには大して影響ないけど。
あと、相変わらずといえば、八重ちゃんの髪の中は未だ魔窟なのね。。一体どこの次元に繋がっているのか。(w

そういや、物語の中で、いろんななぞなぞが出ていましたけど、答え分からないのがほとんどだった気が。。
どんな問題だったか覚えてないけど、読み直したら気になりそうw

また、稀刊ツェルブに少しトリコロの未収録話が載っていたのですが、何か違和感。2巻が発売された後に掲載された分だと思うんですが、結構雰囲気が変わっているように感じました。きららの単行本読み直すと、やっぱ同じような違和感感じるんだろうなぁ。

その他、様々な短編も収録。よくこれだけ集めたというか何というか。。
一番多かったのは「ママはトラブル標準装備!」ですかね。初出が載ってなかったので、どの時代にどこに掲載されていたのか知りませんが、絵柄が大きく変わったのが2回あるように見えました。ずっと読んでいると結構気付かなかったりするんですが、かなり変わっているんだなーという感じ。
好きだったのは犬猫の話かなー。「ひとつやねのしたで」というヤツ。『ちょこっとヒメ』に通じるものがあるんですが、猫と犬がじゃれあう姿はホントに可愛い。特に、犬>猫より猫>犬ってのが好きかもしれない。(w

読み応え抜群な復活巻ということで、2巻以降にも期待ですね。次が1年後か2年後か、さっぱり分からないけど。。

ARIA(12)(完)
ARIA(12)(完)
天野こずえ、ブレイドコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★★】

史上初の両手袋(ペア)から一人前(プリマ)への飛び級昇格を果たした"黄昏の姫君(オレンジ・プリンセス)"が誕生したそのときから、再び動き始めた少女たちの時間。彼女らの日常は変わり始め、次なる扉へと進み始めた。
そして、物語は感動のグランドフィナーレへ。

ということで、大感動の最終巻の登場ですよ!
アリスちゃんが一人前になったことで、灯里や藍華ちゃんの時間も動き始めたわけで。。

アリスちゃん昇格の話を聞いて、多分藍華ちゃんの中に過去の自分を重ねたであろう晃さん。
藍華ちゃん、アリスちゃんの旅立ちによって、灯里との時間をつなぎ止めておくことが出来なくなったアリシアさん。

先輩たちの思いを胸に、藍華ちゃんと灯里もとうとう一人前に。それぞれの冠した名前は薔薇の女王(ローゼンクイーン)遙かなる蒼(アクアマリン)。そして、アリシアさんの現役引退。
ホント、これまでの灯里たち3人の合同練習の時間や、それを見守っていた三大妖精の時間が一気にドタバタと。目まぐるしく変化していく日常。

それぞれの旅立ちは嬉しいことなのに、その変化に不安を感じてしまう灯里。
これまでの楽しい思い出が消えてしまうわけではないけど、やはり寂しさは消せないわけで。。灯里にとって、藍華ちゃんやアリスちゃん、またアリシアさんという素敵な先輩を一緒に過ごしてきた時間がどれほど大切だったのかがよく分かりますね。灯里の水先案内人としての時間は彼女たちとの出会いなしには生まれなかったわけですから。

最後まで読み応えのある作品でしたね。灯里たち3人娘はそれぞれが魅力を持っているのですが、それが3人揃うとホント素晴らしい関係に昇華するわけで。。アリシアさん、晃さん、アテナさんの三大妖精も素晴らしい関係だったし、ホント羨ましい、理想的な関係だと感じます。灯里にとっての何よりの幸せはみんなに出会えたことなんでしょうね。
ラストには、灯里のメール相手やARIAカンパニーの新人ちゃんも登場しましたしね。

本当に素晴らしい作品でした。
私にとって、この作品と出会えたことはでっかいでっかい幸せでした!

マイガール(2)
マイガール(2)
佐原ミズ、バンチコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★★】

正宗くんとコハルちゃんの同居生活も始まって、ようやく1年。
最初のころよりは随分と距離の近くなった2人。もう正宗くんにとって、隣にコハルちゃんのいない生活は考えられなくなっているのかしら。まだまだ親子と呼ぶには一線を越えてない気がしますけど。
そんな中、正宗くんが住むアパートの大家さんである老夫婦や、コハルちゃんの新しいお友達であるカンナちゃんのお姉ちゃんのお話が。

老夫婦のお話は、妻のほうが年のせいもあって、病院で入院中という設定。
長年連れ添ってきただけあって、ある程度別れのときの覚悟はしているのか、それぞれが一人でも生きていけるように互いが気を使っていたりするのですが、ママを失ったコハルちゃんや陽子さんの死に目に会えなかった正宗くんの言葉は重いね。。会いたいのを我慢する準備はする必要がないとか、諦めるための覚悟は少ない方がいいとか。。
正宗くんとコハルちゃんの今があるのは陽子さんが亡くなったからこそなんですが、やはりそうなる前に今の関係が築けていたら違っていたんでしょうねぇ。残された方はやはり辛いね。。

また、カンナちゃんのお姉ちゃんには妊娠騒動が。
まだ高校生という身の上からか、親や彼氏に相談することもできず、誰にも黙ったまま堕ろしてしまおうと考えていたアンナちゃん。確かに迷惑をかけるかもしれないと考えるとなかなか言い出せないかもしれませんが、周りからしてみれば相談すらされないのはきつい話なんですよね。。
正宗くんも陽子さんがコハルちゃんを妊娠していた当時はまったく相談されることすらなかったわけで、考える余地さえ与えられなかったという悲しい思い。。まぁ当時告白されていたとして、ちゃんと受け入れることができたかといえばYESとは言えないけれど、2人で一緒に悩んでこそ本当の幸せだったはず。。

どちらの話にしても、正宗くんにとってはもう訪れることのない展開のわけで。。
なんというか、いろいろと考えさせられますねー。正宗くんの立場で考えると、切なくなってきますね。。もちろん、今はコハルちゃんがいて、幸せではあるでしょうけどね。子供のためなら、今まで以上に一生懸命に生きていけるだろうし。
3巻ではどういう物語になっていくか、今から楽しみですね。ただ、しばらく別作品を短期集中連載するようなので、こっちは休載なのかなぁ??

マーメイドライン
マーメイドライン
/金田一蓮十郎、百合姫コミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

『ハレグゥ』『ニコイチ』などで知られる金田一蓮十郎さんの初百合作品。
2,3話続く話もありましたが、基本的には短編集になるのかな。普通の百合とは異なる特殊な作品でしたが、よい百合だったかなと。

個人的に好きだったのは、「あゆみとあいか」という体は男、心は女なんだけど、レズビアンだという性同一性障害を持った子の物語。
あとがきに書かれていたんですが、『ニコイチ』の設定をさらに百合向きにしたものなんですね。確かに、あの作品は女装して母親を演じている男性が主人公ですが、決して女性になりたいという願望があるわけではないですからねー。
まぁ一般的な百合ではないし、はっきりいってどの視点から見ても異常だと言えるカップルのお話だったんですが、双方幸せな結末でよかったなと。あいかちゃんもホントそんじょそこらの女の子より乙女だったしなー。ある意味、理想的じゃなかったかな。仮に子供を産んだとして、その子が幸せになれるかどうかはさておき。
子供って他愛もないことでイジメとかするからな。。無邪気怖い。

あと、タイトルの由来にもなった人魚を自称する女の子の物語「めぐみとあおい」
口べたで1人でいることが多く、美人だからこそ余計に疎まれて敵も多かったんでしょうが、最後まで強い娘さんでしたね。レズじゃないことを証明するために男と付き合ったりもしたけれど、やはり一番は変わらなかったか。
ちゃんとした結末はなかったものの、出会った頃と変わらない友情は取り戻せたかな。。その先は想像にお任せということで。めくるめく百合の世界w

元々が百合作家ではないからか、本当に異色な百合作品だった感じがしましたが、新鮮で楽しめましたね。
今は連載を2つ持っていますし、なかなか次の短編集となると時間が空いてしまうかもしれませんが、コンスタントに読んでみたいものですね。

東京マーブルチョコレート ハロー、グッバイ、ハロー。
東京マーブルチョコレート ハロー、グッバイ、ハロー。
/谷川史子、ワイドKCキス
【オススメ度:★★★★★★★★☆☆】

谷川史子さんがキャラデザを担当したOVA(全2巻)の漫画版。
といっても、アニメとは異なる物語で、完全オリジナルストーリーのようでしたが。。アニメの主人公であるチヅルと悠大の過去の恋愛を描いたものかな。

まぁアニメでチヅルと悠大がどのような恋愛を繰り広げたのかは知りませんが、2人のそれぞれの初恋は失恋に終わったものの、悪くない結末を迎えていたようで。実ることのなかった初恋ですが、それは決して悲しいだけの思い出ではなく、相手の心にもしっかりと刻まれたよい思い出になったんじゃないですかねー。
失恋だけど、笑顔でそれを迎えることが出来たのは非常に大きいと思います。告白は失敗に終わったけど、気持ちを伝えたことに対し、心を込めて「ありがとう。」と言われたのですからね。

また、ホント谷川さんの描く女の子が可愛いんだ。チヅルにしろ、悠大の想い人であった比呂にしろ。チヅルの恋敵であったリカちゃん先輩もドジっ娘属性があってよかったねー。皆さん、笑顔が素敵。笑い顔がすごい好きで仕方ないですw
誰も彼もが幸せになってくれることを望みたくなるような女の子たちでした。すれていないというか何と言うか。正直、谷川さんの描く女の子は最早絶滅危惧種なんじゃないかと心底思います(ぁ

やー、谷川さんの作品を読むのはまだこれが2冊目なんですが、もっといろいろ読んでみたいですねー。
こういうラブストーリーは本当に大好きです~♪

陰からマモル!(4)
陰からマモル!(4)
まだらさい+阿智太郎、MFコミックス アライブシリーズ
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

沢菓祭り開催。

マモルが沢菓の屋敷に忍び込む話と、マモルとゆーな、沢菓の3人でキャンプに出掛ける話が収録。一応、椿も少しだけ登場していましたけど、山芽やホタルは全く出てこなかったですねぇ。ま、彼女らの出番は5巻かな。。ホタル祭りらしいですし。

それはさておき。
沢菓家侵入の話では、過剰とも言える防犯設備にマモルが翻弄されることも。
まぁ、沢菓もたかがコソ泥捕まえるために一体どれだけ投資したのやら。。あの自動着替え装置ってのが5000万とか言ってましたしねー。マモルを相手にしたことで、被害も出ただろうし。。被害額を考えれば、多分変に対処しない方が安かった気がしないでもない。。沢菓にそういう価値観はなさそうですがw
とりあえず、自動着替え装置はもっと露出を多めにすべきだったかと(ぁ

しかし、マモルの鈍感っぷりも異常だなー。沢菓の日記読んでも、あの子が気になっている男子が誰かのか少しも気付かないんだもの。自分のことと断定するには至らなくても、少しくらいは疑ってもよさそうなものなのに。。だからこそのマモルだろうけど。

キャンプでは、沢菓のツンデレ発動。
沢菓のデレは想像以上の破壊力があるのかも。(w
にしても、今回は幽霊ですか。なんか体の大きさが尋常じゃなかったけど。ゆーなも毎回毎回巻き込まれすぎ。ある意味、天然記念物ですね。まぁ、頭の中身は本当に天然といえば天然なんですが。。あんなボケは普通出来ないよなー。

今回も面白かったということで5巻にも期待。もっとチラリズムを極めてくれないかしら??

天上天下(18)
天上天下(18)
/大暮維人、ヤングジャンプコミックス・ウルトラ
【オススメ度:★★★★★★★★☆☆】

ますます混沌の海へと投げ込まれていく天上天下の世界。

今回は、トーナメントの外で行われた真夜と屍の戦闘の続きから。

まぁ相変わらず理解不能な展開。異能同士の戦いは結局誰がどこに属する戦いなのか??
大まかには、宗一郎や真夜の所属する柔剣部、高臣が統べ屍や猩たちが協力する執行部、そして宗一郎の中に巣くう宗魄の完全復活を目論む赤羽一族になるのかなー??白羽の方はどういう立ち位置なんだっけ。。他は多分いないはず。。。

尤も、あっちこっちに行っている人もいるし、完全に分類することも出来ないと思いますが。。一番食えない奴は高柳のジジイかしら。慎が死んだ当時に一度は表舞台から退いたものの、宗一郎の修業に手を貸し、今度は一度は自分をその席から追い出したはずの息子・高臣の元に。真の武人を完成させたいというのが未だ続く本来の目的っぽいですが、そのためなら手段を選ばないということか??腐っても、元高柳宗家の当主だしなー。本当にどんだけ裏を隠しているんだか。。

とりあえず、全く先の読めない展開で正直この風呂敷を畳むことが出来るのか激しく不安なのですが、ノリは好きなので今後の展開も楽しみ。文七も結局、どこにも本当の意味で属することなく、最後まで自分を貫いてきたようですしね。あの人には最後までどうにかして生き残ってほしい。。

ま、ここまで来た以上は、どれか一つだけでも結末が見えてくれれば、それで満足です(w

はなまる幼稚園(3)
はなまる幼稚園(3)
勇人、ヤングガンガンコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

今回も山本先生が大変可愛らしゅうございました。

特に好きだった話は、つっちーが桜さんと一緒に杏たちや山本先生を連れて田舎に帰ったときの話と、つっちーが酒の勢いで山本先生に告白したお話かしら。・・・山本先生絡んだ話ばかりですねw

帰省の話ではつっちーのツンデレ妹・さつきが久々の登場。
山本先生のことを見たつっちーの母親が「結納はいつ?」と2人に聞いてくる場面がありましたけど、それに全く反応を示さなかった山本先生は鈍感過ぎるだろう。。もしくは、全くつっちーのことを意識してないか。ま、どちらかといえば、後者か。(苦笑
あと、桜さんが結婚を決めた当時の話も少し。その頃から全然変わっていないですねー、一体どんな人と結婚したんだろう。今の彼女を見る限り、幸せそうなのでいい人なのは間違いないんでしょうけど。

また、つっちーの告白話では新キャラの草野先生にけしかけられて酒の勢いでやっちゃったんですが、これまた山本先生(;´Д`)
多分誰が相手であろうと同じ反応だろうからまだ救われるけど、あそこまで意識されていなかったら正直泣ける。鈍感ってレベルを越えて、最早天然記念物レベルです。指定保護しないと!(違

番外編&描き下ろしで山本先生の妹も再登場してましたけど、この人たちの鈍感っぷりは遺伝だな。。
他人のことには鋭いのに、なんでそれを自分に置き換えられないんだろう。。まぁそれがいいんだけど。

やー相変わらずな雰囲気で今回も楽しめました。
筋肉好きらしい先生も個人的には結構好きなんで、今後とももっとつっちーを掻き乱してほしいです(w
つっちーラブな園児もねー。あの娘の親のことを知ったら、つっちーどうなるだろ。

ロッテのおもちゃ!(1)
ロッテのおもちゃ!(1)
葉賀ユイ、電撃コミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★★】

『バカとテストと召喚獣』のイラストレーターとしても知られる葉賀ユイさんの初単行本。
異世界ファンタジーエロコメと評してよいであろう本作品は、ぱんつはいてない漫画でした。(ぁ

登場するのは、夢魔族(サキュバス)のお姫様であるアスタロッテ10歳。
彼女はその種族の特性上、男たちを囲うための後宮を設けないといけないらしいのですが、大の男嫌い。その原因は母親と後宮の男の交尾を見てしまったというトラウマがあるからこそなのですが。。幼い子供にはあれはショックな映像だったのかな??
当然、ロッテは後宮を設けることには納得しなかったのですが、しつこい部下を追い出すために要望したのが人間の男。本来、ロッテのいる世界と人間界を繋げる扉は閉じられていたはずなのですが、いつの間にやら扉が正常に戻っていたらしく、連れられてきたのは塔原直哉という10歳の娘を持つ一児の父でした。

まーそんなわけで直哉は娘の明日葉共々、ロッテの世界に住み込み始めたりしたのですが、直哉が選ばれたのは単なる偶然だったのかしら??
どうやら直哉は10年前にもこの世界に来ているっぽいですし。。多分、そのときの出会いが直哉が子供を産むきっかけになったというか、父親になったんでしょうけど。当時、わずか12歳にして。
ま、直哉と明日葉との出会いは7年前みたいですけどね。。少なくとも3年間は明日葉は母親によって育てられていたということでしょうか。何故3年間、1人で育てていたのに、今は直哉の元にいるのかなど、謎はいっぱいありますが。

とりあえず、明日葉の母親が妖魔族に関係あるのは間違いなさそう。
世界樹(ユグドラシル)の苗木とか、世界樹の葉の形をしたアクセサリーとか伏線は多数ですしね。直哉の直感から察すれば、妖魔族というよりはむしろロッテの母親に関係ありそうな気もしますが。

その辺の話は2巻以降に期待するとして、エロコメとしては非常にテンポ良く進んで面白かったので、オススメですね。絵もかなり好みですし、今後ともロッテのセクハラ攻撃には期待(*´д`*)
ところで、ロッテの侍従長であるユーディットが直哉のことを童顔云々と考えていたようですが、ユーディットも十分に童顔だよね。。あれで37歳には見えないですw

未来日記(5)
未来日記(5)
えすのサカエ、角川コミックスA
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

未来同盟解約、そして2人の逃避行の始まり。

いろいろとツッコミどころ満載な5巻でしたけど、由乃は相変わらず狂ってますww
本当、良しも悪しくも由乃は雪輝のことしか見えていないんだなぁと。記憶を無意識に改竄してしまうほどに。
あそこまで愛されると正直嬉しい反面、怖すぎるだろう。。ストーカーの数倍はタチが悪い希ガス。ま、ユッキーも今置かれている立場が立場なので、まともな判断力を失っているだろうし、由乃のことを好きになっていく気持ちは分からなくはないかしら。。

それにしても、4巻から2人の間に関わってきた秋瀬くんは度胸があるというか何というか。
2人を騙して結婚式場の体験会に参加させて、その間に自分は由乃の家に忍び込んで家捜しですからね。。不法侵入以外の何者でもないだろうww

そして、神になるために雪輝と由乃に対し、牙をむいた来須。
その手段として、由乃を暴走させるために、2人を容疑者扱いにして、雪輝を上手く利用していたのですが、由乃に躊躇せずに頭撃たれることまでは想定外だったんじゃなかろうか。。由乃はあまりにも自然に警官から銃を奪って、発砲しすぎだと思うんだ。。あの行動の大胆さは他のキャラも見習うべきなのかもしれない。。まともな思考持った人間には無理だけど。
また、事前にみねねを仲間にしていた来須ですが、最終的には同盟は破棄されて裏切られたってことかな。。まー、どう転んでも最終的には敵になるしかない未来日記所有者同士なので、裏切りも何もない気がしますけど。。

ま、これで4thも戦線離脱と言うことで、残りは何人だっけかな。
まだ登場してきていないキャラもいたはずだけど、雪輝と由乃がいれば、どんな相手でもしぶとく生き残れそう。。雪輝は多分意識してないけど、由乃の方は今回の旅が逃避行であることは分かっているだろうから、次は旅先で何をやらかすのか期待ですね。何か、いろいろと荷物を持ってきているようだし、由乃ならきっと想像の斜め上を時速300キロくらいで駆け抜けていくからw

とらドラ!(1)
とらドラ!(1)
絶叫+竹宮ゆゆこ+ヤス、電撃コミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★★】

竹宮ゆゆこ原作の大人気ラノベ『とらドラ!』のコミカライズ版。
作画を担当するのは絶叫さんで、連載はこれで2作目になるのかしら??前作を知らないため、どういう絵を描かれる方かよく知らなかったのですが、非常に可愛いらしい絵柄で大満足な作品でした。

内容のほうも原作を上手く表現できていたかなと。
顔(というか主に目つき)が凶暴過ぎるけど、中身は良妻賢母(掃除に関してはちと神経質)な高須竜児と、外見は小さくお人形さんのようで非常に可愛いらしいのに、中身は凶暴で誰からも恐れられる"手乗りタイガー"こと逢坂大河を中心としたラブコメ。竜児と大河がそういう関係ではなく、竜児には大河の親友である櫛枝実乃梨、大河には竜児の親友である北村祐作という想い人がおり、とあることがきっかけで竜児と大河が互いの恋愛成就の手助けを行っていくというストーリー。ま、竜児は大河に犬呼ばわりされていたりと力関係ははっきりしているので、どちらかといえば竜児が大河のフォローをするほうが多いですが。。

その上、大河がものっそドジっ娘のため、竜二が必要以上に大河の世話(主に食事とか生活面の)を焼いてしまい、周りからは2人が付き合っていると思われていたり。
まーそんな誤解が生まれたところで1巻は終わったわけですが、ドジすぎる大河は素直に可愛いなーと。根はそこまで酷い子でもないですしねー。今のところ、あのドジっ娘・大河は竜児の前でしか見れないしね(w
まともに付き合ったら、間違いなく体保たないけど。あ、でも、保たないという意味ではみのりんもあまり変わらない気が。

あと、竜児の家には愛すべき不細工なインコのインコちゃんがいるのですが、想像以上に不細工すぎて吹いたww
あれを寝起きに見た日にはトラウマになるに違いない。独身(29)もあれを見れば、きっと強く生きていけるよ!(酷

ま、2巻では竜児と大河の誤解が実乃梨から解けること、またもう少し先になるでしょうが、大河の天敵となる川嶋亜美の登場に期待。みんなの兄貴である生徒会長こと狩野すみれのお姿も早く見たいところ。どんだけ男前に描かれるか楽しみで仕方ない。

3月のライオン(1)
3月のライオン(1)
羽海野チカ、ジェッツコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

『ハチミツとクローバー』の羽海野チカさんの最新作。
今度の作品はジャンルとしては将棋漫画になります。今連載中の将棋漫画といえば、他に『しおんの王』『ハチワンダイバー』がありますが、そのどれとも趣は違う作品に。

主人公となるのは桐山零という17歳の少年。
すでにプロの棋士として活躍している彼の人生を描いた作品となるわけですが、まぁ何というか結構暗い過去を歩んできたようで。。元々、人付き合いが苦手で友達のいなかった零は父親との唯一の繋がりであった将棋にのめり込んでいったわけですが、ある日突然事故で家族を失う。
そんな彼を救ったのも将棋という繋がりがあればこそだったのですが、結果的にその将棋が1つの家族を壊しかけるという事態にも遭遇。良しも悪しくも、そっちの父も将棋第一だったからなんでしょうけどね。。

そんなわけで、第二の家族が本当に壊れる前に家を出ることにした零。中学卒業と同時にプロになって。
家を出た零の周りには将棋のライバルだったり、自分を拾ってくれたあかりさん一家だったりといるのですが、まぁなかなか心を完全に開くには至らずってところかしら。少なくとも、師匠の家にいた頃よりは人間関係には恵まれていると思いますけどね。
将棋しか知らない零がこの先、どういう人生を歩んでいくことになるのか。それを思う存分に描ききってほしいですね。零が夢を奪ってしまった香子と一体何があったのかも気になるところ。。

将棋そのものよりも、人間ドラマの方に重みが置かれていると思いますし、2巻にも期待ですね。
今のところ、恋愛要素が絡むようには見えないけど、せっかくならその辺も少しは期待したいなー。(w

しゃにむにGO(28)
しゃにむにGO(28)
羅川真里茂、花とゆめコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★★】

団体戦で駿を倒した伊出。これが幕ノ鎌優勝の後押しになったんですが、まさかまさかの大金星でしたね。
勝負は時の運というように、多分伊出が駿に勝てるのは10回に1回くらいのもんでしょう。その1回がたまたまこの時やってきただけ。
といっても、その時々によってモチベーションも違うでしょうから、常に1割の確率が続くとは言えないですが。。たまたまの1回が2回連続で訪れることも当然あるでしょうし。次はどうなるか分からない。

そして、シングルスダブルスの試合も順当に勝ち進むと。
ダブルスはめぼしいライバルはいないのか、メインはシングルスの4人へ。
伊出、留宇衣、駿、静ちゃんと順当な4人が残ったわけですが、伊出は準々決勝で必要以上に体力を削られて不利??ただ、今までにない感覚に包まれているようで、それがどう影響するか。

また、周りの全てを排除して孤独になろうとしていた駿。
その前に伊出からの言葉と父親からの言葉が。妹の小雪ちゃんが心配していましたけど、あれでどう変わるかな。。試合前の精神面には影響を残しそうな感じもしましたが。。
ナディアも駿に会うためにママに反抗してまで日本にやってきたし、どうなるかな。。ひなこちゃんはもう結論出しちゃったみたいだしねー。恋を自覚した女の子は可愛いにゃー。
やーホントに面白い。帯にあった「スポーツ漫画の最高峰」という肩書にも納得です。

ま、このIHが終われば、物語も幕を閉じると思うので、シングルスの準決勝、決勝に期待。
伊出と最も戦いたく、かつ戦いたくないと断言した静ちゃんとの試合を存分に描いた上で、決勝は伊出と留宇衣の試合になることを望んで。

幕ノ鎌最強時代を歴史に刻め。

キメラ ファイナルクロニクル(1)
キメラ ファイナルクロニクル(1)
緒方てい、ジャンプコミックスデラックス
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

昨年完結した『キメラ』の最終章となる本作。
史上最低最悪の傍観者ルドルフが作り上げたシスを皇帝とした新生ゲイヴォルグとそれに抗うタキを中心とした人間とキマイラの混成部隊となる聖十字軍(クルセイダース)

彼らの最後の戦いの幕が切って落とされたわけで、前半はほとんどキャラ紹介に当てられた感じでしたね。結構初期のメンバーも再登場していて、あまり覚えていないことも。登場時の巻数が注釈されていましたけど、4巻でこまどり隊とか出ていたんだ。。もっと後の方かと思ってました。。

聖十字軍は一度は敵としてファルシオンで戦ったタキやアガサたち、元円卓の騎士団の一員であったグエンやザインたちを中心とした、ルドルフに対抗できるすべての戦力を投じて結成された一団。
しかし、その中に世界を救うはずの白き光の騎士ことリンの姿はなかったと。

この魔都サラスでの戦いを描きつつ、手薄になっている大司教マチルダの近辺や、リンが戦線から離れた理由が。。カイルの周りは??という気はしないでもないですが、男だしいっか。(笑
にしても、このペースで2巻完結ってことは間違いなく最後の戦争なんだなーと。問題はリンが復活するか否か。リンの状態を考えれば安静なんでしょうが、物語の方向性から考えると登場しないわけには。。
まーその辺をどう展開するか期待ですね。あの人も地獄の底から蘇ったくらいだし。。

あと、読切も掲載。UJメガミックスに掲載された「クライマックス御一緒に」という作品。
まぁモデルの半分は自分自身なんだろうなぁと思われる漫画家をネタにした漫画でした。少々遊びすぎなシーンもありましたが、まぁ緒方ていさんらしい作品だったかなと。晶がもうちょっとエロければ・・・と思わなくも。(ぁ

アイドルマスター relations(1)
アイドルマスター relations(1)
上田夢人バンダイナムコゲームス、REXコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

人気ゲーム『アイドルマスター』の漫画版。
星井美希が主役の物語になるようなんで、アーケード版ではなく、コンシューマ版が原作になるのかしら。。ぶっちゃげ、アイマスはアニメしか知らないので、よくわかりませんが(ぁ

まーキャラの名前くらいは知っているんですが、アニメと比べると随分性格の違うことで(笑)。原作ファンに聞かれたら、怒られそうな台詞ですが。
とりあえず、この漫画は美希のサクセスストーリーで、その当て馬になるのが如月千早ってことでいいのかな。美希の担当であるプロデューサさんが前に担当していたのが千早ってことで、新旧対決か。
今もっとも売れている歌姫の千早ですが、彼女の心は氷のよう。プロデューサーさんと出会った当時の千早はもっと表情豊かな娘さんだったようですが、プロデューサのせいで笑わない子に。
彼女の失敗を受け、美希にはどうプロデュースしていくのか。元々、雪歩や伊織たちと組んでいたユニットを解散させてまでソロにしたくらいだから、やる気は当然あるんでしょうね。美希を成功させることは、多分千早を救うことにも繋がるでしょうし。

しかし、この事務所ってば、人手不足過ぎないか??社長とプロデューサ、小鳥さん以外のスタッフがいないっぽいんですが。
他はあずささんとか地味メガネ律子さんとかアイドル候補生たちが面倒見ていたりするようですし。。イマイチ、事務所内での力関係というか先輩後輩の並びが不明。
とりあえず、片っ端からユニット組みまくって、アイマスGPなるものを目指すっぽい。何故か、律子さんだけデビューしないっぽいですが。カワイソスww
春閣下とあずささんのユニット名も狙いすぎて吹いたww

また、佐野美心や魔王エンジェルなどといったわかりやすいライバルたちもいるようで、どうなっていくことやら。。事務所内のメンバーおよびこのライバルたちとアイマスGPを争っていく展開になるのは間違いないとして。
まぁそんな長い物語にはならないと思うので、続きも楽しみに待っていたいところ。

くらしのいずみ
くらしのいずみ
/谷川史子、YKコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】

少女というには少し年齢層が高め(酷)でしたが、見事な少女漫画でした。

谷川史子さんは少女漫画家として有名らしいですが、正直この作品読むまで知りませんでした。そんなわけで最初は購入する気はなかったんですよねー。
でも、ある日書店で立ち読みしたら、これがツボに入って思わず購入。

結婚するかしないかくらいの年齢の女性たちの恋愛模様が描かれた短編集になるのですが、どれもこれも傑作でした。
ぶっちゃげ、少女と言うには年齢の高めの女性たちばかり(2度目)でしたけど、いつまで経っても少女は少女なんだなぁと。本当に純粋というか何というか。ここまで徹底して少女を描いた作品って、あまりないかも。。あったとしても、ほとんどは学生漫画になっちゃうしなー。

しかし、感想書くために読み直していて気付いたんですが、第3話の高橋家の話と第4話の矢野家の話って同一人物だったんですね。。あの人も2回とも良い人と出会えて幸せですねー。亡くなった奥さんも安心して任せられたんじゃなかろうか。。
ホント、どれもこれもラブラブな人たちばかりで軽く嫉妬(w

あと、「早春のシグナル」という読切(?)も掲載されていたんですが、これまた良いお話。
友情以上の気持ちを抱いていた親友が婚約者を