Honey Rose/船戸明里、幻冬舎コミックス
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12月から3回に分けてDL販売されていた『Honey Rose』(以下、はにろ)もとうとう完結。
この物語は、現在WEB雑誌スピカで連載されている『Under the Rose』(以下、あんだろ)の続編にあたる作品なのですが、連載されていたのはかなり昔の話。船戸さんの日記によると、2001年らしいので7年前か。
作中の時系列は、冬(冬の物語)→春(春の賛歌)→夏→はにろ→秋→・・・となるとか。正確な時間は不明ですが、春の時代よりははにろは10年近く後の時代になるのかしら。。ウィリアムの子供の成長具合と、彼女の亡くなった時代を考えれば。。
しかし、相変わらず、ロウランド家の身内はドロドロしているというか何というか。。
あんだろ同様に非常に重苦しい作品でしたけど、面白かったですわー。ラストの展開には少し涙しました。兄弟喧嘩の多い連中だけど、芯の部分では結構深い繋がりがあるのかもね。。
最後のモルゴースに対する行動は全会一致でしたしねー。ま、あのババアは仕方ないか。
それにしても、兄弟連中の変わりようっぷりには驚いた。
最初の驚きは、やはり冬や春の時代では尖っていたライナスが好青年になっていること。冬の時代に比べれば、春の時代のライナスはかなり丸くなっていたんですが、はにろのライナスの比ではないな。。一体、何があって、落ち着きある大人の男性になったのか。ウィルやグレゴリーはパッと見、そんな変わりなかったのにね。
他に変わっていたのといえば、アイザックとヴィンセント、ロレンスかな。
ザックは見た目が相当。。。まぁ中身の方は結構好感持てる大人でしたけどね。子供の頃はライナスとは一悶着もあって、険悪な仲でしたけど、そのわだかまりはもう解けていたのかな??とりあえず、料理人なのかどうかがちょっと気になりましたw
ヴィンスはホント一体何が起こったのかと疑問しか浮かびません。子供の頃はあんな引き籠もりみたいなタイプの人間じゃなかったはずなんですけどねー。謎すぎる。。性格は変わらず、いい人なんですけどねー。
ロレンスは・・・昔のライナスみたいな感じか。昔は素直なお兄ちゃん子で可愛かったのに、ちょっとすさんだかなーという感じでしたね。ブラコンに変わりはなかったようですがww
あと、ウィルも表には出さなかったけど、昔ほどの黒さはなかったのかな。
やはり結婚して妻を娶り、子供が生まれていたのがその要因かな。まさか、妻があの人だとは思わなかったですがが。
名前が出た時点では全く気付かなかったですよー。何となく、どこかで聞いたような名前だった気はしたのに、それ以上考えなかったですからね。。モルゴースの台詞でようやくすべてが繋がりましたけど。
それと、アルバートも良い意味で変わってなかったかしら。あの人の身内と認めた者に対する優しさとそれ以外に対する厳しさは健在。ただ、あの足は一体どうしたのか??
やー、他にもいろいろと気になったことがありましたが、そこは今後のあんだろで補完されることに期待ですね。
今回、登場したロウランド家の兄弟は新たに引き取った3人以外に10人いましたからね。八男であるディックまではあんだろでも登場していましたが、残りの2人は一体いつ引き取られたのか。
ホント、あんだらも含め面白い作品なので、もっと多くの人に読んでもらいたいですね。確か、作中の時代は19世紀頃のイギリスになるのかな...??『エマ』とそんな変わりない時代だと思いますが、貴族の黒さがにじみ出ており、個人的にはこっちの方が好みかも。あんだろは最新刊となる5巻も3月24日に発売されるので、是非この機会に。(w