
ハチミツとクローバー(10)(完)
/羽海野チカ
【オススメ度:★★★★★★★★★★】
ただただ圧巻で終わりましたね。こんな結末になるとは正直予想外でした。読み終わって少し脱力。。
今回収録されていたのは半分が本編で、残りが番外編だったり読切だったりします。羽海野さんの『ハチクロ』以外の作品を読むのは初めてだったりするので、これはちょっと新鮮で嬉しかったり♪
とりあえずは本編について。
まぁ森田さんが帰ってきてから、はぐが選んだ道までについてはアニメですでに見てしまっていたのですが、やはりあそこで修ちゃんこと花本先生を選んだのはかなり意外でしたよ。。ただ、その結果に納得できないなんてことはなく、当然といえば当然の選択だったんじゃなかろうかと思う自分がいたり。
確かに、あゆが真山に対して語っていたように、はぐが好きだったのは森田さんだと思います。はぐは森田さんの才能というか、自分と同じような匂いに惹かれていたんじゃなかろうか。。正直、この最終巻を読むまで、てっきり2人がくっつくものだと思っていましたし。それに、はぐのあの事件がなければ、結果はまた変わっていたでしょうしね。。
でも、結果として、はぐは長期のリハビリが必要な怪我をして、それを付き添って支えてくれるのに必要だったのは森田さんではなく修ちゃんだったと。
それにしても、ここの展開で、竹本と森田さんが本音を出して殴り合ったり、修ちゃんが大好き発言をしたりしたシーンがあったのですが、楽しかったなぁ。
朝焼けの土手で、フラれたもの同士が熱く殴り合い。やっぱり竹本は森田さんにだけは奪われたくなかったんだなぁと納得するとともに、朝の早い老人たちが犬と一緒に生暖かく2人を見守るシーンが凄く印象的。
年甲斐もなく(マテ)、好きかと聞かれ、大好きだと叫ぶ修ちゃん。それを聞き、「あわっ、はわわー」と慌てまくるあゆとか、青春の匂いに顔を輝かす(冷やかすともいう。)いつもの老人先生諸君。
これがあるから、この作品はよりいっそう面白くなるんですよねー。いい青春ですよ、マジでw
そして、もう一方の恋愛図。
真山とリカさん、あゆと野宮さんですが、こちらは少し消化不良かなーと。どちらかといえば、全般通して竹本の恋愛をメインで描かれてきたので仕方ないのかもしれませんが、あゆが最後まで報われていないような。。正直、最後は9割が竹本メインだったので、あゆサイドについては物足りなかったりしますw
まぁ、彼女の真山に対する片思いはここまでずっと引っ張ってきたもので、そう簡単に決着を付けられても納得できませんけどねー。ま、彼女らはようやくスタート地点に立ったというところですかね。1年後か2年後の後日談が欲しいかも(ぉ
んで、最終回。
竹本の恋の本当の終わり。はぐが作ってきた、この作品のタイトルになぞらえたサンドイッチ。やばいな、このシーンは。ごっそり何か持って行かれた感じです。竹本は本当に良い恋をしたんだなーと思い、かなり羨ましい気持ちになったり。一つの恋愛という意味では、大往生できたんじゃないでしょうかね。。
あー、ホントに放心するようです(´-ω-`)
あとは、番外編と読切か。
番外編の方は純粋に面白かったですよ。修ちゃんが可哀想とか、山崎が哀れとかそんな感想がメインですけどw
そういや、山崎といえば、本編での登場シーンでは最初台詞の裏に顔が隠れてしまっていて、ますます哀れに感じてしまったのですがwww
読切の方は2本。「空の小鳥」と「星のオペラ」という作品でした。どちらも秀逸で大満足。
ところで、後者の方はドラえもんの”ひみつ道具”をネタにした作品らしいのですが、あの道具って何です??その道具に、言葉を写して食べると忘れないって、何だっけなー。全く思い浮かばない。。そもそも、これが道具でいいんですよね??
ということで、少々長くなりましたが、これにてハチクロの感想は終わりにしたいと思います。
この感想を書く中で、何度か10巻読み直したけど、その度にこの結末がしっくり来たというか。本当に良い作品、良い最終回を迎えられたんだなーと思います。近いうちに、改めて1巻から読み直したいですねー。
それと、この作品に出会えたこと、それを描いた羽海野さんに感謝したいとともに、次回作にも期待ですね。スピンオフバージョンにも期待ですけど♪