
リストランテ・パラディーゾ/オノ・ナツメ
【オススメ度:★★★★★★★★★★】
眼鏡(というか、老眼鏡か。)紳士のお店の物語。
てことで、まぁ紳士好きな方には超オススメかもしれないこの作品。思っていた以上に面白かったですよ。
紳士たちの人柄も良かったですけど、ニコレッタとその母・オルガの関係が素晴らしかった。この2人の母娘の間には確執というか、ほとんど一方的とも言えるニコレッタのオルガに対する嫌悪感というものがあったのですが、最終的にはそれがなくなっていく展開が何とも。。
ニコレッタがオルガを良い母親だと思っていなかった理由はよく分かるんですが、ニコレッタが近くに出てきたことを機に、これまでの溝を埋めようと積極的にニコレッタに関わっていくオルガ。最初はてっきりダメな母親かと思っていたんですが、良い母親じゃないですか。仕事も出来るというか、仕事が忙しいから本当にニコレッタの相手が出来なかったのね。。
最後に、自らニコレッタの親であることを明かしたときの展開には少し感動しましたよ。。
あと、紳士の皆さんも人それぞれだなーと。
個人的にはオルガの旦那さんであるオーナーとその義兄ジジが結構好み。2人とも独特の雰囲気を持った人でしたからね。父は違えど、2人とも人を見る目はありそうですし。オルガに惚れているジジが、ニコレッタが現れて以降ちょこちょこと後ろにいるのがちょっと面白かったw
それと、メインであるクラウディオもいいねー。彼を困らせてみたいってのは私も何か共感できるし。(ぉ
一応、本編はこれで終わりのようですが、次は番外編シリーズがスタートするそうで、そちらにも期待。ヴィートの奥さんとの出会いや、フリオやテオについてもうちょっと深く掘り下げてほしいかも。

さらい屋 五葉(1)/オノ・ナツメ
【オススメ度:★★★★★★★★☆☆】
あのオノ・ナツメが時代劇?!と思いつつ、この作品を手に取ってみたのですが、いやはや面白かったですよ。
オノさんといえば、ヨーロッパ、特にイタリアを舞台にした作品が思い浮かぶのですが、やはりこの作品も純日本というのとは違ったかなーと言う感じですね。だからといって、別に悪いわけではなく、むしろ面白さにつながっているような。。
ところで、この話の主人公は多分腕は立つけど、気の弱い浪人・政だと思うんですが、この人見ていると「バガボンド」の又八思い出してしまうのは気のせいかしら??アイツほどヘナチョコじゃないけどさー。(w
まぁそれはさておき、政は浪人としてのプライドは持ちつつも、元来の性格のため、賊(義賊かもしれないが。。)とは知りつつ、自分によくしてくれる五葉の連中に深く関わっていくわけで。。江戸にたった1人で出てきちゃったので、人恋しくなっていたのだろうなぁとか思ったりもしますが、結局のところ政が実家に送っているというお金もいいように利用されているようにしか見えないなぁ。弟が借金をして困っているからってことでしたけど、その弟は絶対感謝とかしてないんじゃなかろうか。。
あと、政を五葉に引き込んだ張本人であるイチさん。彼の素性は一体何者なんでしょうね。。梅が信用はしていないと言ってましたけど、確かに信用は出来ないかなー。仲間として信頼は出来るでしょうけど、いつ敵に回ってもおかしくない感じというか。。
松吉も一癖も二癖もありそうなキャラですね。一体、政のことをどう思っているのか気になるわぁ。薬で眠らせた後に、「うぜぇ」とか言って顔を蹴っていたくらいだから、まぁ好きではないのは確かなんでしょうけどw
2巻ではどんな展開を迎えるのか分かりませんが、楽しみにしていたいところ。個人的には、政と梅の娘であるお絹さんの絡みをもっと描いてほしいですけどねw




















