
キメラ ファイナルクロニクル(2)(完)/緒方てい、ジャンプコミックスデラックス
【オススメ度:★★★★★★★★☆☆】
緒方ていさんの初連載作品にして、代表作となった『キメラ』もとうとう完結。
掲載誌を移しての最終章でしたが、結構すんなりと終わったかなという印象ですね。
皆にとって希望の光であったリンが最終決戦の場にいない理由から始まった今回。
これまで戦いの中に身を投じてきて、数多くの人々を救ってきたリンですが、ここに来て生への執着に阻まれ、身体が戦いを拒否してしまうという状況に追い込まれてしまうわけで。。まぁ多分、タキと身体を重ね、生まれた母性みたいなものがあったんでしょうね。もしくは、直感で生まれた命を感じ取っていたか。
その結果、今のリンは足手まといだとは判断され、タキによって突き放されてしまったりもしたわけですが、結局は「血の刻印」に導かれ、すべての決戦の地サラスへと戻ってくると。
ここまで来ると最後まで一直線で、その中でルドルフの正体、そしてシャーリーの過去が描かれる。
この過去は正直予想外でしたね。。ルドルフが過去に何度も同じようなことを繰り返してきたことは分かっていましたが、すべてはシャーリーのためだったとは。。
少し状況は違うものの、『うたわれるもの』のように一度は全盛期を迎えた超科学が滅んでしまった未来の物語だったのか、これは。
そして、ラストは数年後のエピソード。
すべての戦いが終わり、生き残った面々の今が描かれると。
見事なまでのハッピーエンドで、青年誌で綺麗に最後までファンタジー作品を描ききったなぁ。ホント、王道の少年漫画だったように思います。
ま、最終章に関しては、あと1巻分くらい話を膨らませて、散っていった敵キャラたちのエピソードを掘り下げていったりしてほしかった気もしますが。。悪くはないけど、少々物足りない感はありますね。
何はともあれ、6年間お疲れ様でした。次の作品にも期待です。






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