
マーメイドライン/金田一蓮十郎、百合姫コミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★☆】
『ハレグゥ』『ニコイチ』などで知られる金田一蓮十郎さんの初百合作品。
2,3話続く話もありましたが、基本的には短編集になるのかな。普通の百合とは異なる特殊な作品でしたが、よい百合だったかなと。
個人的に好きだったのは、「あゆみとあいか」という体は男、心は女なんだけど、レズビアンだという性同一性障害を持った子の物語。
あとがきに書かれていたんですが、『ニコイチ』の設定をさらに百合向きにしたものなんですね。確かに、あの作品は女装して母親を演じている男性が主人公ですが、決して女性になりたいという願望があるわけではないですからねー。
まぁ一般的な百合ではないし、はっきりいってどの視点から見ても異常だと言えるカップルのお話だったんですが、双方幸せな結末でよかったなと。あいかちゃんもホントそんじょそこらの女の子より乙女だったしなー。ある意味、理想的じゃなかったかな。仮に子供を産んだとして、その子が幸せになれるかどうかはさておき。
子供って他愛もないことでイジメとかするからな。。無邪気怖い。
あと、タイトルの由来にもなった人魚を自称する女の子の物語「めぐみとあおい」。
口べたで1人でいることが多く、美人だからこそ余計に疎まれて敵も多かったんでしょうが、最後まで強い娘さんでしたね。レズじゃないことを証明するために男と付き合ったりもしたけれど、やはり一番は変わらなかったか。
ちゃんとした結末はなかったものの、出会った頃と変わらない友情は取り戻せたかな。。その先は想像にお任せということで。めくるめく百合の世界w
元々が百合作家ではないからか、本当に異色な百合作品だった感じがしましたが、新鮮で楽しめましたね。
今は連載を2つ持っていますし、なかなか次の短編集となると時間が空いてしまうかもしれませんが、コンスタントに読んでみたいものですね。
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