
オーレ!(5)(完)/能田達規、バンチコミックス
【オススメ度:★★★★★★★★★★】
心の底から素晴らしい作品だったと言いたい。
サッカーを通じて、一人の人間が都市を変えていくその姿。サッカーのために自分の一生を費やすその覚悟。素直に、中島という男に尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。
最初は嫌々ながら市役所から出向してきてオーレに関わり始めた中島が、次第にオーレを愛し、オーレを通じて街を発展させていきたいと願い、行動を起こしていく。オーレのためにドイツへ渡り助っ人を見つけ、スポンサー獲得のために安定した職業である公務員を辞め茨の道へ。その夢に惹かれ、中島とともにオーレを盛り上げて、支えていった仲間たち。
12年後、オーレがビッグクラブとなったとき、チームの中枢にいたのは中島が公務員を辞めた頃に出会った人々ばかり。
こう、何ていうのか、皆が一丸となって、オーレを、上総を大きくしていったという展開が非常に熱かったなぁと。ドイツからオーレに来ていたレネが監督となり、選手は12年前に中島が見つけた早川や片山だし、オーレの下位組織でコーチしているのはオーレを作った人物である坂上さんに、佐倉監督。人と人の繋がりが如実に表れていて、ホントにいいなー。
そして、最終回では、昔の上総オーレを彷彿とさせるようなチームに、まだまだ夢の途中の中島などが登場。
まぁ正直言えば、選手よりも経営者側の視点の方がメインで描かれていたため、サッカー漫画という観点では少々逸れていったとは思いますが、同じ能田作品の『ORANGE』や今モーニングで連載中の『GIANT KILLING』あたりが好きな人なら面白いと思えるんじゃないでしょうか。大体、どの作品も共通していえることはサカつく作品だと思いますので。
能田さんの次回作にも期待。次はどこに現れるかしら。。






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