
キメラ(16)(完)/緒方てい、ジャンプコミックスデラックス
【オススメ度:★★★★★★★★☆☆】
とうとう完結!
そして、最終章となる『キメラ ファイナルクロニクル』へと続く。。
というわけで、本当の最終回ではないものの、ここでいったん終了となった『キメラ』。
15巻からの続きであり、リンとサイファーの大風車における戦いをメインに進められていったのですが、今回の物語で人間VSキマイラという構図の終了を意味することになるのかと。
そして、これまで傍観者に徹していた本当の敵がとうとう動き、新たなる戦いが始まるという展開へ。こちらのメインは現在、オースーパージャンプで連載されているらしい『ファイナルクロニクル』の方へと受け継がれていくわけですが、人間とキマイラの混合部隊となる新生円卓の騎士団こと
話を戻して、16巻の内容ですが、人間とキマイラの両方から愛されたリンがとうとう目覚めるわけで。双方の魂を併せ持つ奇跡の種と呼ばれるだけのことはありますよねー。片方は人間の目で、片方はキマイラの目という状態になったリンはまさに”天より選ばれし白き騎士”の名に相応しいといいますか。
キマイラの生まれた背景もとうとう描かれ、ホント壮大な物語だなぁという感じです。この世界の時代背景みたいなものも見えてきたのですが、これは完全に予想してなかったですわ。。敢えて見せる必要があったのかなぁという気もしますけど。
そして、とうとうリンとマルチダの2人の乙女が巡り会うと。背中を合わせてこの大風車での戦いを乗り切ってきましたけど、お互いに顔を合わせるのは初めてになるのか。
時を同じくして、行動を起こそうとしていたグスタフは哀れな目に。。所詮、お飾りのゲイヴォルグ軍の総帥だったとはいえ、最後までツイていないというか何というか。ある意味、こういうキャラにはありがちな最期でしたね。
まぁ牙を剥いたルドルフが動き始めた最終章がどの程度の長さになるのかは分かりませんが、早く続きを読みたいですねー。月刊誌での連載に移ったけど、ペース的にはこれまでと同じくらいで進められるのかしら??
また、今回は緒方さんのデビュー作となる「キカイじかけの小町」が収録。
これはあとがきにも書かれていましたけど、確かに『キメラ』の原点ですよねー。殺人衝動に駆られる小町の表情は、まさにキマイラのそれと同じでしたし。人はいつの時代でも愚かなことを繰り返すということの象徴でもあるかなーと。







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